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海外&国内旅行記
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pooske旅行記

羽田発着・日航JMBで行く港町旅情―――仁川・ソウル
3日間(H17.11.26〜28)

■写真集 編
もくじ・資料1.仁川に残る日本の建物その12.


日本が建設した当時の銀行
Old Banks built by Japanese
旧第一国立銀行仁川出張所
Old 1st.Bank Incheon Branch

 明治初期に設立された国立銀行は、国立銀行条例に基づき設立された民間の銀行で、153行もの国立銀行が設立されました。
 旧・第一国立銀行はその名のとおり、日本初の商業銀行で、併合前の明治16年(1883年)に釜山支店仁川出張所として建設されました。

 明治29年(1896年)に国立銀行満了により第一銀行と改称し、仁川出張所(のちに支店)は明治42年(1909年)、韓国銀行(のちに朝鮮銀行)に譲渡されました。
 なお、第一銀行はその後、第一勧業、みずほと名を変えています。

旧第十八国立銀行仁川支店
Old 18th.Bank Incheon Branch

 旧・第十八国立銀行(現・十八銀行)は、長崎市に本社を置く銀行です。

 仁川支店は、明治10年(1877年)に同行初の海外支店として設立されました。昭和11年(1936年)、釜山、京城(現・ソウル)とともに朝鮮殖産銀行に譲渡されました。

旧第五十八国立銀行仁川支店
Old 58th.Bank Incheon Branch

 旧・第五十八国立銀行はかつて大阪に本社を置いた国立銀行で、仁川支店は1892年(明治25年)に設置されました。
 日本からの独立後は、朝興銀行仁川支店として昭和33年(1958年)に支店が移転するまで使われ、その後は赤十字事務所等を経て、今では中区の飲食業組合の事務所に使われているようです。ただ、せっかくの歴史的建造物もツタが這ったり(ツタは湿気を伴うので構造物の劣化を早くさせる)、ちゃんと手入れがされているのかは疑問です。

 なお、旧・五十八銀の前身は旧・富士銀行(現・みずほ銀)となります。
 

■写真集 編
もくじ・資料1.仁川に残る日本の建物その12.

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