旧正月のバーゲンシーズン―――シンガポール・ジョホールバル
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| きっちり観光ジョホールバル シンガポール到着の翌日は、ジョホールバルに行ってみる。ちょうどエスニック系調味料などの食材も切れてきたことだし、安く仕入れてこようと思う。 ジョホール行きのバスターミナルはＭＲＴブギス駅が最寄り。しかし今回はメリディアンホテルからタクシーを利用することに。運賃はS$5.0だった。 タクシーを降りるとすぐ目の前がチケット売り場で、青空窓口が２つ並んでいる。直通バスは以前まで星柔快車１社の寡占状態だったが、最近ここに来てライバルが出現。で、今回はそのライバル会社、コーズウェイリンク社を利用してみる。黄色い車体のバスが特徴で、以前の訪問時で見かけている。きれいなバスだなー、って印象だった。 青空窓口で運賃１人片道2.4S$（約200円）を払うと、マレーシアの入国カードを渡され、「すぐに乗り込め」という感じでバスに案内される。「チケットは？」と思ったら、車内で印字機から発券された（シンガポールの市内バスと同じ要領）。 車内は･･･新しいバスを想像したけど、さほどきれいではなかった。車内の雰囲気は明るいんだけど。 ブギスのターミナルを出発し、３０分ぐらいでウッドランド・チェックポイントに到着。ここで荷物をすべて持って一旦下車し、シンガポールの出国審査を受ける。１０人ぐらいの列に並び、数分で出国が済んだ。 そしてコーズウェイを渡るバスに乗る。ウッドランドまで来たバス会社と同じ会社に乗らなければならないが、コーズウェイリンクの黄色いバスがたまたま停車していて、すぐ発車できた。海峡はすぐ渡りきり、マレーシア側の入国審査ポイントに到着。マレーシア側の入国審査は相変わらず列が少ないのに混雑していて、通過まで２０分。審査の際、「入国カードくれませんか？」とお願いしたら、「はいよ！もってきな」ってばかりに、どっちゃりくれた。 |
 ▲ジョホールの中心部 |
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| まじめに観光？イスタナ・ベサール 入国審査の建物から街へ行く地下道までは、相変わらず怪しい。タクシーの勧誘も多い。気にせずてくてく歩き、地下道経由でとりあえずコタラヤ付近へ。そして、なんとなく「イスタナ・ベサールでも行ってみようか？」ということに。 州庁舎付近〜中央郵便局前を経由し、約１０分から１５分程度で広大な敷地のイスタナ・ガーデンに着いた。郵便局前あたりも歩道が整備され、きれいになっていたことに驚く。 敷地内を歩いてみる。青い屋根と白い壁が美しいイスタナ・ベサールが見えるので、そこに向かって歩く。建物周辺を見物していると、離れの小さなブースがあり、なにやらチケットを売っている。どうやら博物館の入場券らしい。ずっと前に来たときは気づかなかったが、今回はせっかくなので入ってみる。値段は２５リンギ（うろ覚えです）。米ドルでも支払い可能で、７ドルだった。 チケットは冊子タイプになっていて、各施設の名前が書かれた券が綴られている。 まずは博物館。入り口には機関銃を手にした警備員が立っている。護衛官なのかもしれない。展示内容は、かつての王朝に関するものが中心。 次はメインの建物。チケット売り場近くに入り口があって、正面入口からはいるのではない。なんだか勝手口から入る感覚たっだ。ここで靴を入れるポリ袋を渡され、靴を脱ぐ。ここは何の建物？というと、どうやら王宮で、王族のプライベートルーム、執務室、公式行事に使用される空間、バンケットホールなどを見て回れた。 そしてもうひとつ、王族が仕留めた動物の剥製ばかりが展示してある建物もあった。象牙がやたら並んでいたけど、どこの象だろう？ マレー象かな？ |
 ▲イスタナ・ガーデン  ▲イスタナ・ベサール全景  ▲イスタナ・ベサールのテラス  ▲旧正月で賑わうシティ・スクエア |
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| シティ・スクエアへ イスタナ・ガーデンから市中心部のシティ・スクエアに向かう。歩くには疲れてしまってタクシーで行こうと思ったが、ガーデン出入り口付近はもともと交通量が少なく、流しのタクシーがつかまらない。そこで、としあえず中央郵便局前まで歩いてみる。そこには屋根つきのバス停があり、タクシー乗り場も併設されている。来る気配がないながら「タクシー来るのかな？」としばらく待っていると、１台やってきた。 「シティ・スクエアまで、いいですか？」と尋ねると、なにやら言ってくる。どうらや「あのあたりはすごく渋滞しているので、その手前まででいいか？」ということらしい。あの辺まで行ければいいので、その条件でＯＫして車内に乗り込む。運賃メーターはなく、乗車前に値段を聞くと「５リンギ（約１５０円）」であった。 １キロ未満という近距離なので車だとあっという間に着き、下車ポイントも結局シティ・スクエア手前のブロックまで行ってくれた。降りたところの道を渡るとすぐにシティ・スクエアだった。 コーズウェイに向かう道路を持ていると、それはものすごい大渋滞。土曜日で、シンガポールに帰る車両でごった返している。そりゃあ、タクシーは嫌がる･･･。 シティ・スクエアでは、適当に買い物に付き合う。もともとシンガポールより物価安のマレーシアで、さらに旧正月前のバーゲン期間。かなり安く買えたのでは？ ところで、シティ・スクエアの某お店で、マレーシア・リンギが尽きたので「シンガポールドルで払えるか？」と尋ねたところ、可能であるがドル建ての値段を聞いたところ、１万円程度の商品でなんと３０００円！もの差があることが分かった。「おいおいこりゃ違いすぎでしょ！」ってことで、建物内の両替商の場所を聞いて、リンギを入手し、再び店で精算した。やはり両替商を通して両替したほうがずっとお得だった。 買い物を済ませ、スターバックスでお茶して、地下にあるミニスーパーマーケットで食材を購入して、シティ・スクエアを後にした。 |
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| 再びシンガポールへ 帰りのシンガポール行き直通バスは、行きのときの会社を変えて、車体が赤と銀のツートンカラーの星柔快車（Singapore-Johor Express）にした。メルリンタワー１階にある旅行代理店（といっても小さい窓口）でチケットを購入。星柔快車は車内発券式ではなく、相変わらずあらかじめ印刷された切符片であった。 マレーシア出国はスムーズ。コーズウェイをバスで渡り、ウッドランド・チェックポイントでシンガポールの入国審査。そこからまたバスに乗るが、お目当ての星柔快車がぜんぜんやってこない。頻繁にやってくるはずなのに･･･？ ひたすら待ち続けるが、やってくるのは真っ青な観光バスばかり。あのバス、どこからどこに向かうバスなのだろう？ 結局、５分間隔とか言われている高頻度が自慢の星柔快車を１時間も待って、ようやく乗車できた。その間、ライバルの黄色い車体は３本もやってきた･･･。No.170のローカルバスも続々やってきており、これならNo.170バスでＭＲＴクランジ駅まで行って、そこから乗り換えたほうが早かったかも。とにかく待ち疲れてしまった。 ブギスのバスターミナルに到着し、またまた横着してタクシーでホテルに戻った。 |
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■旅行記 編 もくじ・資料／１．／２．ジョホールバルの王宮見物／３． |
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