何もかも桁違いの石油王国―――ブルネイ
|
||||
| ブルネイ準備 平成１６年夏休みの旅行は、ブルネイ。ＮＷのワールド・パークスで20,000マイル使って、無料航空券で飛ぶつもり。 石油王国、金持ち国家、金持ち王族、国民のためなら採算度外視で何でも作っちゃう国･･･。訪問前に思ってたブルネイといえば、そんなイメージ。遊んだりするには何もないところのようだけど、金持ち小国家って一体どんなスケールなんだろう？ それと、東南アジアあたりでは未訪問の国だし、ちょっと興味があった。 日本からの直行便は、以前はロイヤルブルネイ航空があったけど、今（平成１６年現在）はない。どこかで乗り継ぐことになるが、ＮＷのマイルで行くにはマレーシア航空コタキナバル経由となる。 しかし、コタキナバル⇔ブルネイ（バンダル・セリ・ブガワン）間は週２便しか飛んでいない。ここで目を付けたのが、この区間だけブルネイ航空を利用する、ということ。金持ち国家の航空会社で乗っておもしろそうだし、評判もいいらしい。 ブルネイ航空のコタキナバル⇔ブルネイ間運賃を調べてみると、なんと往復６５００円！ しかも正規ノーマル運賃。じゃあ、ビジネスクラスは？と調べてみたら、さらに驚きの往復７５００円！（これまた正規ノーマル運賃）。これはもう、乗るしかないでしょう。フライト時間はかなり短いけど（時刻表によると４０分）。 ブルネイ航空をノーマル運賃で買う、ということは、無料航空券発券元のＮＷでも購入できる。ＮＷの予約課で、
という航空券を発券してもらった。ブルネイ航空分の支払いは、成田の利用料と同時にカード決済となる。なお、航空券はｅチケットではなく、紙の航空券のみ。マレーシア航空分とブルネイ航空分は分冊されていた。 |
||||
| まずはコタキナバルで乗り継ぎ・１泊 今回の行程では、行きはコタキナバルで１泊となり、翌日のブルネイ航空でブルネイを目指す。 マレーシア航空ＭＨ８１便コタキナバル行きは、約５時間のフライト。せっかくエコノミー席にもパーソナルモニターが付いているのに、ゲームもせず寝てばかりの機内だった。 コタキナバルは以前、経由地として訪れたことがある。その時は入国とならず、ターミナルのセキュリティ域内で夜中１時間もぼやーっと過ごしていた。空港は古く、せっかく飛行機を降りても楽しくなかったなあ･･･という印象がある。 でも今回は、ここで入国して、ここで１泊する。何だか新しい期待感が出てきた。空港の外は、一体どんな所なんだろう？ 空港からは、タクシーでハイアットホテルに向かう。コタキナバルは道がよく、タクシーは推定１０５キロ／時で爽快にすっ飛ばす。･･･ちょっと怖かった。 |
||||
| ハイアット・キナバル ハイアット・キナバルホテルは、コタキナバル市内で最も高級なホテルの一つ（と思う）。建物も内装も、ちょっとくたびれてきたのが分かるが、ベルマンも立っているし、それ相応の雰囲気は感じ取れる。 チェックイン後、ベルマンにスーツケースを運んでもらった。チップの習慣があるのかどうか分からなかったので、試しに部屋でチップ２リンギを渡したら、自然に受け取った。国としてチップの習慣がないといわれても、ホテルなどバリバリサービス業で成り立っているようなところでは、そういう習慣ができているようだ。 今回の部屋は９０２号室。経過年数相応の部屋であるせいか、部屋代は安い（ＲＭ２２８＝約７０００円）。だけど設備はちゃんとそろっているし、机の上にフルーツが盛ってあったり、サービス的に心をくすぐられるあんばいがよかったりする。 夕食は、すぐ隣のショッピングセンター内のフードコートで食べた。これまた少々くたびれた感がある建物だったが、フードコートは広かった。 朝食は空港のカフェでとったので、ホテル内のレストランは利用しなかった。 ホテル内朝食でもアメリカン式が２８リンギ（約８４０円）、コンチネンタル式が２０リンギ（約６００円）という安さ！ 特にマレーシアでの食事は、高級ホテル内でもかなり安いと思う。 |
 ▲ハイアット・キナバルの室内 |
|||
| 初利用！ロイヤルブルネイ航空ブルネイ行きＢＩ８２８便 翌日、朝チェックアウトをし、タクシーでコタキナバル国際空港に向かう。空港建物は古いけど、真新しいカフェが営業していて、使い勝手は悪くない。朝食はここでのんびり過ごした。 ロイヤルブルネイ航空（ＢＩ）は、ビジネスクラス利用。だけど、この空港にブルネイ航空のラウンジはなく、また提携でマレーシア航空ラウンジが使用できるということもないので、出発まで普通にショップを覗いたり、ベンチで過ごしたりしていた。 まあ、ラウンジなどはあまり当てにしていなくて、やはりこの航空会社は、乗ってからが大事！ どんな豪華な機内なのだろう･･･？ と思って搭乗したら、最新機種なので機内がきれいなだけであって、特に金ぴか仕上げとか、そういうものはなかった。至って、比較的最新機種を使用する普通の航空会社と同じ。まあ、国内線レベルの距離だし、小型機（Ａ３１９型機）だし、そんな過度な期待はすべきではなかったのかも。 そのかわり、離陸前に陶器のカップでコーヒー、お茶が出てきている。いくら短いフライトでも、そのあたりのサービスはちゃんとしていると思った。 コタキナバル空港からは定刻に離陸。時刻表によると、フライト時間は４０分で「短いなあ」と思っていたが、それよりも遙かに短い体感でブルネイに着陸。「これ、絶対に３０分飛んでないよなあ」 国際線では類を見ないフライトの短さ！ 水平飛行がなく、テーブルも出すヒマがなかった。帰りはちゃんと、フライト時間を時計で計ってみよう。 |
 ▲ロイヤルブルネイ航空A320型機 |
|||
|
|
||||
