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急遽!対馬海峡越えとソウル発航空券(H10.-1.10〜12)

もくじ・資料1.2.3.釜山−ソウルの珍交通手段4.


釜山港入港
 居眠りからさめると、すでに釜山港の港内に船は入っていた。いよいよ船での上陸を果たした。釜山港の入国管理施設はお世辞にもあまりきれいとは言い難い。だが入国審査時において、あまり混雑がなかったのがいい。
 今乗ってきたビートル2世号、福岡発の値段は1万2400円。同じく釜山発の値段は、窓口の案内を見ると6万5000ウォンで、日本円に直せばレートがW1=約Y0.08とすると約5200円。6割も安い。福岡−釜山のフェリー「カメリアライン」だと、福岡発2等が9000円なのに対し、釜山発2等は5万5000ウォン(約4400円)となる。これなんか半値以下だ。ウォン暴落といっても、これでは...。
 釜山港のターミナル、観光案内等は貧弱に思える。中心部までどうやっていけばいいのかが分かりにくかった。やる気のなさそうなインフォメーションに釜山駅までの行き方を聞いてみると、「出口を左、港内道路を歩けば道路に出るからそこを左、そこで地下鉄に乗って...」ということらしい。言われたとおりに行ってみる。
 この港内にはコンテナがたくさん積まれているのだが、JR貨物のコンテナまであった。とりあえず中央路という大きな通りに出てみて、そこから地下鉄に乗って釜山駅に行けばいい。釜山港最寄りの駅は中央洞駅(徒歩10分以内?)で、そこから釜山駅までは1駅の距離だ。



▲釜山港の正門入口
釜山−ソウルの珍交通手段
 中央洞駅に行く途中、アシアナ航空の窓口があったので立ち寄ることにした。釜山からソウルまでの交通手段はまだ決めていないのだ。飛行機もいいけど、韓国国鉄特急セマウルにも乗ってみたい...。で、ふと思ったのだが、釜山−大邱まで特急セマウルで行き、大邱空港−ソウル金浦空港まで飛行機で行けばいいのでは? 幸い、東大邱駅(停車駅)から大邱空港までの距離は、ガイドブックで見る限り近そうだ。どうせヒマ人の観光客だし、このばかばかしいプランを実行するとしよう。
 空いている事務所の窓口嬢に「今日の大邱−ソウルの予約状況はどうですか?」と聞いてみると、午後はどの便も空席があるという。ただ大邱へはいつ着くのか分からないので、発券は大邱空港でしてもらうことにした。


再び特急セマウル号で東大邱まで
 とりあえず、腹ごしらえ。釜山駅前の食堂でキムチチゲを注文。そういえば、韓国でキムチチゲを食べたことがない。料理はチゲの他に白飯、キムチも何皿か付いて3500ウォン。280円とは恐れ入った。そして、非常においしい。

 釜山駅では15時00分発ソウル行きセマウル号のきっぷを列に並んで入手した。何かおかしい普通座席の料金、案内掲示板には6800ウォンとなっているのに、実際に買った値段は7500(約600円)ウォンだった。そして、乗車券にも7500ウォンと印字されている。恐らく7500ウォンでいいのだろうが...。何で? (管理者後述:あとから分かったことだが、どうも休日料金というものが設定されているらしい。この日は週末なので、1割増しだったようだ。計算も合うし。)
 釜山駅にはセマウル号専用改札というのが1階にあって、今まで全然知らなかった。一般の改札は2階にあって、今まではこちらを利用していた。専用改札と行っても、あまり豪華ではないが。

 東大邱までは約1時間の汽車旅だ。この距離だったら一つ格下のムグンファ(むくげ)号とあまり到達時間は変わらない。大邱駅というのもあって、どちらが街の中心なのか分からないが、大邱駅には私の乗るセマウル号は停車しない。
 釜山から12分後、亀浦(クポ)駅に停車。その5分後、建設中の鉄道が見えた。地下鉄直通のようで、「ホポ駅」と書かれた高架線の駅舎も確認。ソウルだけでなく、釜山周辺でも鉄道路線の建設ブームなのだろうか。


今度はアシアナ航空で大邱−ソウルの空旅
 東大邱駅に16時08分着。大邱市内では何もしないで即空港へ。タクシーで約15分かかって16時30分に空港に着いた。これなら16時50分ソウル行きの便に間に合う。
 幸い、そのOZ958便にはまだ空席があった。以前はNWと提携していたのでカウンターで手続きをとったものだが、今はその関係を解消しているので、なんだかもったいない気分だ。
 嬉しいことに、OZ958便は土曜日だけB767型機という中型機だった。飛行機はやはり大きい方がいいからね。それ以外の曜日はB737型機という小型機で運航される。
 離陸20分前まで空席だったのに、いざ搭乗してみるとほぼ100%の入りだった。もしかしたら、もう少し遅ければやばかったのかな?


いつも利用している旅館のイヤギ(話)
 予定よりも5分早くソウル金浦空港に到着。早速、空港バスで市庁まで行き、いつも利用している大祐(テウ)旅館でチェックイン。予約なしで行ったので、いちばん安い1万3000ウォン(1000円)の部屋はなく、2万4000ウォン/1泊(1900円)の部屋で落ち着いた。今日から2泊世話になる。
 2泊で3800円だからといっても結構快適に過ごせる。一応バス、洋式トイレ、TV(NHK衛星も映る)、エアコンつきだしね。ちなみに、1万3000ウォンの部屋だとバス、トイレは共同。共同トイレは和式となる。TV(これまたNHK衛星が映る)はちゃんとある。エアコン有無については、冬だったので忘れてしまった。しかし1万3000円級の部屋にエアコンはない。
 冷蔵庫が廊下に置いてあったので、ちょっと間借りしてバナナ牛乳を入れといたら、翌日なくなっていた。まあ、部屋の冷蔵庫ではないのだし、仕方ない。

▲大祐旅館の室内(オンドル部屋)

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