陽気なカリビアン・リゾート カンクン
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| ＣＯ２便ヒューストン行き ホノルル発ヒューストン行き以降はすべてコンチネンタル航空（ＣＯ）便。今回はＮＷからワールドバリュー１４という正規割引航空券を購入している関係で、予約上の便名はＣＯ２便ではなく、ＮＷ６００２となる。ただし、チェックインはＣＯのカウンタで行い、搭乗券にも「ＣＯ２」と印字される。発着案内表示もところによっては運航会社のものしか表示されない場合があるので、コードシェア便を利用するときは、運航会社の便名も覚えた方がいい。 日本発着本土行きのＣＯ便はすべて最新機材のＢ７７７型機で、エコノミーでもパーソナルモニタが付いていたりと人気がある。しかし、これから利用するＣＯ２便の機材はＢ７６７型機。エコノミーにモニタなどないのかな？と思ったら、ちゃんと付いてた。しかも、ビデオゲームまで付いてるではないか！ ソフトは任天堂とかではなく、ＣＯオリジナルらしい。ラスベガスに行ったときに備えて、ちょっくらブラックジャックでもしとくかな。 実は、ビジネスでクラスに乗れて楽ちんの東京〜ホノルル間よりも、ホノルル〜ヒューストン間の方がちょっぴり長い。これでも国内線なのにぃ。 機内食は国内線であっても「ディナー」の設定となっていて、ＮＷ便のアジア路線で出てくる程度のものがちゃんと出た。「ビーフ」と「チキン」から選べるのも国際線っぽいではないか。「ビーフ」は平べったいうどんみたいのが添えてあり、「チキン」はラザニア。両方とも、料理激マズのアメリカを本拠地とする航空会社の、しかも国内線なのに、味はかなりいい線いってると思う。まあ、ケーキは甘すぎたけど。しかも、上層が硬く、下層が柔らかいのでフォークを入れづらかったし。 フライト時間は約６時間。ハワイで遊んだあとのエコノミー席なので、結構辛いモノがあった。自業自得じゃ。 |
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| ２番目の乗り継ぎ地・ヒューストン国際空港 ＣＯ２便は約４０分遅れで離陸したが、ほぼ定刻通りに到着。 到着して空港構内に入ったところで、赤いジャケットを着た空港係員が立っている。そんで、乗客１人１人の目的地を聞き出しては、次の目的地のゲート番号を案内している。紙を見ながらだけど、即座に回答。これぞ神業？聖徳太子みたいだ。で、私たちが「カンクンはどっち？」と聞くと、「･･･うーん、分からん、自分で出発案内のモニター見てよ」だって。マイアミとかワシントンＤＣなどはすぐに答えてたのに、カンクン行きってそんなにマイナーなの？ じゃ自分で確認するか。「えーと、次のカンクン行きは何番ゲートだ？」と出発案内のテレビモニタを見ると、なんと便名表示の「ＣＯ」が省略されている。確かにこの空港はＣＯのハブ空港だけどさぁ。 ヒューストン国際空港の印象だけど、ハブ空港として"だけ"有名なデトロイトやミネアポリスよりも強烈にやぼったく感じてならない。機能だけ考えれば簡単に乗り継ぎができればいいんだけど、改装にカネかけてるＮＷのハブと比べると、見劣りが･･･。まあ、これもアメリカっぽんだろうけどね。 中南米路線が多いヒューストンらしく、空港の案内標はスペイン語併記である。でも、ミネアポリス空港の日本語併記ほど驚かないかな？ |
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| ＣＯ２６４便カンクン行き 続いてカンクン行き。今度は機材がぐっと小さくなってＢ７３７型機。 今回はワールドパークスのシルバーエリート特典により、ファーストクラスを利用できた。シルバーごときでは「空席があれば」なんだけど、この便のファースト利用数は１２席のうち４席。空いててよかった。なお規定では、さすがにホノルル路線は対象外となっているが、カンクン行きは対象である。 ファーストクラス、といっても２クラス制の国内線仕様なので、日本で言うスーパーシートと同じレベルである。でも楽なのには変わりないし、席は革張りだし、軽めの食事は出るし、いいものはいい。 席に座ると、まだ扉がクローズされていないのに前方からテキーラの匂いが！！！ さすがメキシコ行きだー。でも、こんな朝っぱらから飲むのか？（ただいま朝１０時過ぎ） たった２時間の短距離フライトではあるけど、ファーストではちゃんとテーブルにクロスを敷いて食事をだす。食事は軽めの朝食タイプで、美味しいクロワッサン（さっきのホノルル〜ヒューストンで出たのと同じやつっぽい）と、ガラスの皿に盛られたフルーツだった。 食事後、ファーストクラスには、エコノミーにいる？と思われる知人が入れ替わり訪れ、その度に乗務員からテキーラを注文しまくり。まるでサロンにでもいるようだ。アルコール類は有料なのか、乗務員が１米ドル札を何枚も手にしている。あーなんかもうメキシコにいるって感じ。 そういえば、機内食まともに食べてるの我らだけだよ･･･。あとの人は飲みまくり。 窓から見る海の景色、南下するにしたがって海の色がだんだん変わって行くらしい。きれいな色になった頃、カンクン到着のアナウンスが入った。 |
 ▲今回利用したＣＯ便国内仕様Ｆクラス |
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| メキシコ入国・カンクン上陸 東京から実に１４時間強のフライトで、いよいよカンクンに到着。 まず、入国審査のために並ぶ。いわゆる「フォーク方式」で並んでいるのだが、今の人の審査が終わっていないのに次の人を呼んじゃうあたり、ラテン系気質を感じずにはいられない。 入国審査は至って簡単。これでいいのか？って思うらい簡単。何も聞かれることもなく、ツーリストカードの半券を返される。カードにはミシン目がないので、半券を切ると言うより、適当にちぎるという感じ。なかなかいいぞ、初っぱなからメキシコっぽくて。 入国印は、長細いものでかっこいいと思う。なにやらマークが書いてある。 審査を通過して、ドキドキのバゲイジクレームへ。我が荷物は･･･？ 「あ、あった！」 どうやらハワイでの心配は無用だったようだ。よかった！ 預け荷物を受け取ると、すぐに係員に呼び止められる。 「ホテルまではどうやって行くんですか？」 彼の名札を見ると、なんとなく空港職員っぽいんだけど、誰だろ。 私が「コレクティーボ（乗り合いバス）で行きたい」というと、いろいろな車種が写っている写真を取りだし、１０人乗りのバンを指さして、「これかい？」。 「そう、それ」というと、「じゃ、こっち来て」と案内され、早速バウチャーを切られる。その時、行き先を聞かれる。カンクンは１本道にホテルが点在するので、空港から近い順に乗客を降ろす方法となっている。 値段は１人９米ドル。メキシコペソを両替する隙もないまま、見事交渉成立となった。 乗り合いバスは、GREEN LINE SERVISEという会社。ガイドブックには１人7.5米ドルと書いてあったが、これは２０００年１０月時点の情報だし、メキシコは物価の変動が激しいらしいので、こちらとしても思惑通り、と言える。 通関後も様々な会社のタクシー、レンタカーのカウンタが通路に並び、客引きをしている。でももう決めちゃったもんね。これで気持ちが楽に。 メキシコの通関は、名物もの。まるで歩行者用の信号が通関カウンタ前にそびえ立ち、ボタンを押して「青」ならお咎めなしでめでたく通過、「赤」なら容赦なく荷物検査。人というのは勝手なもので、前に並んでいる人に対して「赤がつけ！そうすると自分は青だから･･･」なんて思ってしまう。私の前まで、いい感じで「青」が続いている。確率的には２０分の１と聞いているので、「赤が出てくれないと、そろそろ自分に出ちゃうんでは？」と予感し、自分の番では覚悟して押したが、結局は心配ご無用の「青」。拍子抜けで通関をあとにした。 なお、この「赤ブーブーゲート」は、メキシコに来る者にはかなり浸透しているらしく、他の日本人グループも半ばはしゃぎながら通関していた。通関にも遊び心が詰まってていいぞ。当局はそんなつもりじゃあないんだろうな。 ちなみに、通関は「乗り合いバス申し込み後」となっている。順番が違うような気がするけど･･･。 外に出ると、GREEN LINEのカウンタに係員が立っている。バウチャーを見せると、乗り合いバンまで案内してくれる。その時、荷物も持ってくれるので、チップを渡す。 乗り合いバスは１０人乗り。１０人揃ったら発車となる。でも、こりゃどう見ても定員オーバー。助手席には新婚さん（多分アメリカン）なんだろうね、旦那の膝の上に嫁さんが座って行こうとするし（しかも、なんとこのままで発車！）。 こういう構成だからかどうかはしらないが、ハイウェイではあまり飛ばさない。制限速度の８０キロぐらいでホテルに向かう。 所要時間はもっと掛かるものだと思っていたが、空港からヒルトンホテルまではざっと１５分。意外と近かった。ホテルのエントランスまで乗り付けてくれ、やっとこさ到着。 いやー、東京から遠かった。ホテルについてまず思ったことは、 「やっとこれで風呂に入れる！！！」 |
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