バンコク経由エアアジアで行く―――ヤンゴン
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| タイ・エアアジアＦＤ３７７１バンコク行き 帰国の日。バンコク行きのフライトは８時３５分なので、ホテルを朝６時００分にチェックアウト。 空港まではタクシーで向かう。 運賃は、昨日ホテルで聞いた値だと３５００キップ。チェックアウトしてドアマンに確認したら６０００キープ。ドアマンが仲介した運転手の言い値が７０００キープ。 「あ･･･６１００キープしかない！（本当）」というと、運転手さんは６０００キープにしてくれた。このように、時と場合によって値段は大いに変わってくる。３５００キープというのは在住者に対しての値段、と解釈した。 タクシーは雨上がりの道を走り、空港に到着。 空港ターミナル、到着したときは真新しくてよかったのに、出発ターミナルはかなり古い建物。タクシーを降りたとたんに蛍光オレンジのジャケットを着た何者か（荷物係？）がスーツケースに手を掛け、運んでくれようとする。でもこれが空港のサービスなのか、商売なのか、有料か無料かも分からないので、お断りした。 チェックインの前に、別のカウンターでＴＡＸ１０米ドルを支払う。ＴＡＸカウンターは航空会社別に別れている。あちらの手元にはすでに搭乗者の名簿があって、パスポートを見せるとカウンターで名簿と照合された。 次のチェックインカウンターでもパスポートを見せるだけで、手渡された搭乗券は、感熱紙ではなく手書きのものだった。 チェックイン手続きが終えて、出国手続き→セキュリティへと進む。 搭乗ゲートの待ち合いホールは、一瞬どこにゲートがあるのか分からなかった。会議室かどこかに入れられた変な感覚。搭乗ゲートにはゲート番号を示す案内票、出国案内板といったものが一切なかった。なので、この時点でどの便が何時に出発するのか不明となっている。乗り遅れたら嫌だなあ。 搭乗前にカフェスタンドで朝食をとる。カスタードパイ２つで1.5米ドル、コーヒーが2.0〜3.0米ドル、インターネット利用が３０分で2.0米ドルだった。支払いは米ドルだったが、釣りの50セントは５００チャットで返された。 いよいよ搭乗。扉が開くといきなり外で、歩いて飛行機横付けのタラップまで行き、乗り込む。機材は往復とも一緒でＢ７３７−３００型機。やっぱり使い込んでいる機体だよなあ、と思う。 機内では有料の食事サービスがあるが利用せず、朝早いので寝ていた。ほぼ定刻のうち、バンコクに到着。 |
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| トランジットの隙にバンコク市内観光 バンコク・スワンナプーム国際空港１０時２０分に到着。次の目的地、広州行きのフライトは１９時１５分で、なんと９時間も時間が空いている。２時間前にチェックインするとしても、７時間弱ヒマ。ならば、荷物を預けてバンコク市内に行ってみようと思う。バンコク市内を歩くのは９年ぶりだろうか？ 相当変わったんだろうなあ。 新空港は開通したものの、空港アクセス鉄道は未開通。バスでは時間がかかりそうだし、今回は往復ともタクシーで市内に向かうことにした。 空港から出るタクシーの運賃計算は複雑で、空港チャージが５０バーツ、高速道路料金が６５バーツ、市中心部のサヤーム地区に到着したときのメーター表示は１９７バーツ、それを足した３１２バーツが片道料金となった。高速道路は２度、料金所を通過し、２５バーツ、４０バーツと２度払い。今回は運転手さんに６５バーツをいっぺんに預けた。 バンコクは観光スポットがいろいろあって、短時間だとどこに行くべきか悩みどころ。で、今回はサヤームスクエアあたりでのショッピング街を歩いてみようと思う。 昼食は、ＺＥＮというショッピングセンターのFood Loftというフードコートを利用した。店内はいたって清潔で、各国の料理が楽しめる。ここのトムヤムスープはとても美味しかった。比較的、英語が通じるのもよかった。 あとは、ショッピングセンターをはしごして、ほしかった旅行グッズ、地元の食料品などを購入。それなりに時間があって、充実した。 帰りはＺＯＮにあるタクシースタンドから乗車。発車してもメーターを使わないので 「メーターを使ってほしい」というと、 「高速道路は使ってくれるかい？」 「もちろん」 ということで、メーター走行で空港へ。しっかしこのタクシーがレーサーばりの運転で高速道路での最高時速１４０キロ！ 多分、我が旅行では最高速度をらくらく更新。そのがんばり（？）でなんと２５分で空港到着。速ぇえ･･･。空港発市内行きのタクシーは４０分だったので、相当の時間短縮となった。この運転手さん、市内に戻るときもこんなにすっ飛ばすのかな･･･。 |
 ▲サヤーム付近 |
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| 中国南方航空ＣＺ３６４便広州行き 朝早起きだったのに、広州行きの飛行機に乗るときはすでに日が暮れている。今日１日、乗り継ぎしかしてないんだな･･･エアアジアが遅れることを考慮して、バンコクでの乗り継ぎ時間にかなり余裕を持たせたが、こう定刻どおりに進むと時間がもったいなく感じる。 搭乗は１９時００分開始、機内はＡ３１９で、真新しくて清潔感がある。混雑具合は見た感じ５割以下で、離陸後に３人掛けシートを１人で占有して横になっている人が大勢いた。 機内食はチキンライスかフィッシュライス。鶏肉は大きいのが２つ入っていて、とてもやわらかく、プラスチック製ナイフでもよく切れた。機内食でこんなにおいしい肉が出せるのかと感心。サラダも美味しい。やはり南方航空は機内食が美味しいイメージがある。 ほぼ定刻で広州空港に到着、入国手続き。この空港は新しいのに到着ロビーが薄暗い。 広州の新空港（広州新白雲国際空港）は２年ぶり。そのときは空港メインラウンジもノボテルも開業していなかったが、今は営業していて、空港自体進化している。でも、ものすごい勢いで飛ばす構内カートは相変わらず。 これから空港敷地内にあるノボテル空港ホテルに向かう。後付けのホテルの矢印案内標識があって、その通りに進むと建物の外に出てその先が分からない。しかし「NOVOTEL」の青いネオンサインのおかげで、どうにかたどり着くことができた。 |
 ▲CZ364便の機内食  ▲近代的な広州白雲空港 （撮影は帰国日の朝） |
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| ノボテル白雲エアポート広州 中国南方航空がワールドパークスの特典航空券でも利用できることになり、これからも広州経由のパターが増えそう。そんな時、広州に空港ホテルがあるのはとても便利。ノボテルは世界的チェーンだし、何より宿泊費がお手ごろ。今回は１室448.5元（約６７００円）だった。これがバンコクの新空港のノボテルだと、１室２万円もして、トランジット利用だと泊まる気になれない。 室内デザインはダークブラウンが基調で都市的な感じがする。特にミニバーあたりの仕上がり方がガラス天板を使うなど近代的。 機能としてお気に入りなのに、２３時にチェックインし、翌朝６時にはチェックアウト。この短い滞在時間が残念である。 |
 ▲広州空港の目の前にノボテル  ▲ノボテル広州空港の室内 |
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| 中国南方航空ＣＺ３８５便東京行き この日は本当に帰るだけ。朝６時にホテルをチェックアウトし、８時１５分発の東京行きＣＺ３８５便に搭乗する。 機材はＢ７７７−２００型機でワイドボディ機。エコノミーでもモニターがあって、いろいろ楽しめるが、朝早いせいで寝てばっかり。 でも機内食だけはちゃんと食べた。ビーフ＋ライスまたはチキン＋ライス。朝食の場合、サンドウィッチである場合が多い中、南方航空はしっかりしたものが出てくる。 成田空港に到着。思えば、東南アジアという中距離なのに、飛行機ばっかり乗ってたなあ･･･。 |
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| さいごに 当時、わりと安定しているとはいえ軍事政権の国に行くということで、多少なりの心配はあった。行ってみると、街自体は平穏。「両替どう？」とか、ちょっと怪しい人に声を掛けられたりはしたけど、危険で歩けない、と言うことはなかった。ただし、国情は不安定なので、行く時期は選ばなければならない、と思う。 あと、経済全般については参った。ちゃんとしたところで両替ができない、と言うのは気持ち的に負担だし、クレジットカードが一切使用できない、というのもちょっと･･･。 ホテルは幸いトレーダーズ（シャングリラ系列）、日航ホテルがあるので、滞在自体は不満ないと思う。 結論。「遺跡＆寺院めぐり＞街歩き」という人なら、ミャンマー旅行もいいかもしれない。 * * * ミャンマー旅行の数ヵ月後、痛ましい事件が起こった。ひょっとしたら、国が安定するまで訪問を控えた方がいいかもしれない。でも、また安心して行ける日が来ることを願っている。 |
 ▲ミャンマーで買ったおみやげ |
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■旅行記 編 もくじ・資料／１．／２．／３．／４．／５．バンコクと広州で乗り継ぎ帰国 |
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