秋田発・水原華城とＫＴＸ―――水原・ソウル他
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| ソウル〜天安牙山・ＫＴＸ乗車記 3/21の午前はお買い物。ロッテ百貨店や鍾路周辺をブラブラ歩き、インスタントラーメンやら海苔やら大量に買い込んだり、昼時オフィス街に寄ってみたり。 鍾閣駅直結の永豊文庫に立ち寄って、昨日迷いながら辿った足取りを地図で再確認してみる。 まず、ＫＴＸの光明駅は、地下鉄７号線の光明サゴリ駅とものずごく離れている！ 歩くのはほぼ不可能で、その距離ざっと１０キロ。 それと、今の光明サゴリ駅、ＫＴＸ開通前まで「光明駅」と名乗っていたことが判明！ ということは、昨日乗ったバスに側面に書いていた経路の「光明駅」とは、きっと「光明サゴリ駅」のことだったんだ･･･。まあ、臨機応変に書き換えなどしてなさそうだし、それじゃあＫＴＸ光明駅には行くわけもないや。今度は昼のうちに乗ってみたい気もするが。 平成６年に初めてソウルを訪れたとき、ソウル市内の大型書店はここ永豊文庫しかなかった。１１年後に来てみたけど、相変わらず整然とした綺麗な店内である。 昼食は、ちょうど会社のお昼時と重なってしまい、鍾路周辺で食べるのが難しくなった。午後はＫＴＸリベンジといきたいし、新しくなったソウル駅で食べるとしよう。 ソウル駅はＫＴＸ開業に合わせて、ガラス張りの近代的な駅舎になった。そして、大型スーパーマーケットも併設されている。駅構内には清潔なフードコートがあり、昼はここでキムチチゲを食べた。 日本統治時代に立てられたレンガ造りの駅舎は？？？ 新駅舎は旧駅舎のとなりに建てられたのでまだ現存しているが、今は使われていないようだ。ただ、壊されずに保存はするらしい。 さて、ＫＴＸのチケットを買う。どこまで乗車するか？ 最低限の距離でスピードを体験でき、安く済ませるなら、まあ天安牙山駅あたりがちょうどいいかな。ソウルから１００キロあり、ちょっと遠いけど、この距離ならいくらなんでも300km/hで走ってくれるだろう。ソウル〜天安牙山間は11,400ウォン（約1,300円）。 天安牙山駅が停車するＫＴＸは、２〜３本に１本。いまからだと１５時００分発の列車になる。込み具合だが、満席の列車はなかった。 在来特急セマウルなどは２階に改札があるが、ＫＴＸは３階、と案内されている。エスカレータで３階に行き、改札が開くまで待つ。出発直前にならないと改札しないのは、ＫＴＸでも同じのようだ。 |
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| 狭いぞ早いぞＫＴＸ！ 改札は出発１５分前の１４時４５分に開始。ソウル駅のホームは綺麗になっているが、なんだかこざっぱりしている。天井が高いせいなのか、案内標識が少ないせいなのか。  出発まで、列車の先頭までホームを歩いてみる。確かにかっこいいんだけど、開通して間もない車両なのに、足まわりとか古くささを感じるのはなぜなんだろう･･･？ なんか最新の車両とは思えないんだよなあ。先頭も空気抵抗とか研究され尽くしているとも思えないし。技術提供したフランス企業が手を抜いている･･･？ 車内も驚き！ 普通座席は標準軌であれだけ図体がでかいのに、きわめて狭く感じるのはなぜ？ 地下鉄の内空よりも狭い気がするんだが･･･。それに着席すると、深く腰掛けて自分の膝と前の座席とのクリアランズが拳1.5個分しかない。いくらなんでも狭すぎる！ しかも、座席は回転せず、車両の半分は進行方向と逆向き。いくらなんでもこれはどうにかなるんでない？最新技術関係ないんだし。 本当に最新の高速鉄道なんだろうか･･･。これが出発前の率直な感想。まあ、釜山まで２時間の距離では我慢できるのかな？ いよいよ出発。じつは、鞄の中の捜し物をしていて下を向いていたが、いつの間にか走り出していた。うん、出だしは静か。ただ、加速はかなり遅い。これは前後に機関車を要して牽引する方式なので、こんなものだろうと思う。日本の新幹線は全車両にモーターがあるので、加速は強いんだとか。韓国も本数を増やすのであれば、この機関車方式が弱点になってしまうかも。 隣には若い軍人さん。通路を挟んで、その隣にも若い軍人さん。軍人さんらは、最初は黙って座ってたのだが、隣の軍人さんが何やら話しかけてきた。どうやら、通路向こうの軍人さんと席を変わって欲しいらしい。承諾し、軍人さんが隣同士になると、２人は急に仲良しになり、鞄から菓子を取り出してはニコニコ会話しながらボリボリ食べ始めた。軍人さんとはいえ大学生ぐらいの年齢で、微笑ましいなあと思っていたら、軍人さんの１人が和菓子っぽいものを差し出し、「食べて下さい」という。多分、さっきのお礼らしい。せっかくなので、ありがたく戴いておいた。 肝心の速度は、漢江を渡ってしばらくするまで在来線を走る。在来線区間はかなり揺れる。そして光明駅の手前で専用線に分岐。光明駅には１５時１６分に停車したが、ここまでは１５０km/hキロも出なかった。光明駅までじゃなくてよかったー。 光明駅を出ると、速度は段々と増し、いよいよ３００km/h到達！ 最高は３００．９km/hで、あとは２９５〜３００km/hを行ったり来たりだった。 １５時３７分、天安牙山駅到着。４０分弱の小旅行だった。ところで、昨日は水原駅で駅員さんに申し出てムグンファ号の切符をもらうことができたので、今回ももらえるかな？と期待したが、ＫＴＸ天安牙山駅は完全に自動改札。そして、改札に駅員はおらず無人状態（監視カメラはあるようだ）。惜しくも、ＫＴＸの切符は自動改札に吸い取られた。 |
 ▲いよいよ乗車  ▲一般席の前後間隔は極めて狭い  ▲各車両のモニターには速度表示が |
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