羽田発着・日航JMBで行く港町旅情―――仁川・ソウル
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| 日航のＪＭＢでも貯めてみました いつもはＮＷ使いの私たち。でもそれは国際線の話で、国内線はどうなのか？というと、過去のＮＷ−ＪＡＳ提携の流れから、主に日航を利用してきた。コツコツ貯めて、たまったマイルは２万４０００マイル。 日航のＪＡＬマイレージバンク（ＪＭＢ）のやっかいなところは、マイルの期限。でもちょうどいいことに、「あと３ヶ月でマイル期限が切れる」と言うときに、「特典航空券の必要マイル割引キャンペーン」のお知らせが。特に「１０〜１１月は国際線の必要マイル２割引」とおいしい内容。これなら、日韓往復が通常１万５０００マイルのところ、１万２０００マイルで旅行できる。夫婦で必要マイル数２万４０００マイル。足りない分の数千マイルは買い物とかでどうにか都合を付け、ギリギリで航空券を獲得した。 マイルに期限があったり、獲得できるマイル数も格安航空券で５０％に低減されるなど、米系に比べて何かと不満の声が聞こえる日航ＪＭＢ。だけど日韓線の場合、同じ必要マイル数で羽田発〜地方空港経由〜ソウル仁川着というルーティングが可能。それに、羽田発〜ソウル金浦着のシャトル便も利用できる。たった１万５０００マイル（通常）で、成田に行かずとも、羽田から飛ぶ選択肢がかなり多いのだ。 今回は、空席状況それとネタ要素を加味して、以下のような経路で予約してみた。 往路 ： 東京羽田8:30→ソウル金浦 復路 ： ソウル仁川→小松→東京羽田 往路は、朝早いが韓国料理を昼から食べられる。当初は羽田発夕方便しか空いてなくてとりあえずそれをオンラインで押さえたが、朝発に空きが出て電話で変更。復路は、ソウル金浦→羽田便の最終が遅く着きすぎて、「それなら小松経由の方がいいや」ということで決定。小松発着は週４便あり、公式ｗｅｂで検索するとよく出てくるルートだ。大阪経由も表示されたが、ネタ的にはやはり小松経由でしょ！ |
 ▲構内はクリスマス一色 （羽田空港国際線ターミナル） |
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| 日本航空ＪＬ８８３１便ソウル金浦行き 川崎市浮島地区にある空港利用者向け民間駐車場に車を停め、送迎バスでターミナルへ向かう。「国際線ターミナルには寄らないのかな？」と思ったら、ちゃんと立ち寄った。ここで２組が下車。 羽田の国際線ターミナルは、まるで地方空港のような規模。６時１５分に到着して、まずはチェックイン。次に出国審査、開始時間は便ごとに決められていて、ＪＬ８３３１便は６時４５分開始だった。それまでベンチに座ってぼーっとする。構内に暇をつぶせる施設があまりなく、することといえばカフェ（６時３０分開店）に行くぐらい。意外なことに制限区域外にショップがなく、カフェの絵はがきを眺めているしかなかった。 こんな時間に到着する便があって、到着案内を見ると仁川発の全日空機だった。ここに到着する定期便は金浦発のはずなので、チャーター便か何かだろうか？ 韓国人が日本のガイドブックや路線図を開いて「どこに行こう？」などとやっているご様子。 出国審査を済ませ、２台中１台故障しているもう片方の公衆インターネット端末（１００円／１０分）で情報収集をしているうちに、７時５０分、搭乗時間となった。 今回の機材はＢ７４７−４００型機。羽田−金浦間の日韓シャトル便は、日本側２社、韓国側２社（大韓及びアシアナ）で運航されており、朝、それぞれ自国の空港を飛び立つ。日航以外は中型機を使用しているが、日航は強気で大型機を就航させている。今日も８割ほど座席が埋まっていた。 食事は箱に詰められたお弁当。量は少ないけど、お米なのでお腹にたまる。お金も配膳の手間もかかってないけど、この手軽さがいいのではないだろうか。 エコノミーでもモニター画面があって、ゲームなどするが、画面が小さくて目がすぐ疲れてしまった。日航には飛行中の地上の様子を写すカメラがあって、それに切り替えたら、韓国領域内では「撮影することができません」の文字だけが画面に写されていた。次に、飛行地図の画面にしてみると、ちょうど小松上空を飛行していた。帰りは小松経由なのだが、この経路にあまりロスはないのかもしれない。 朝起きるのも早かったし、あとは睡眠に徹しても、中途半端な睡眠で１０時３０分、ソウル金浦空港に到着。 全体な感想としては、やはり羽田発−金浦着は空港にアクセスする時間がかなり節約になって便利。成田発−仁川着より割高でもペイできてしまう。 機内は、日航だけに降機するまで日本にいるような感じ。日本語の新聞、雑誌が潤沢にあるのは日航ならでは。エコノミーで日本語の雑誌が読めるとは思わなかった。 あと、離着陸時になぜか機内がオイルくさくなった。 |
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| 金浦空港からソウル市内へ 国際線の役割が仁川国際空港に移ってからは、ガイドブックの「空港から市内へ」の項は仁川からのは詳しく書いてあっても、金浦からのは簡単にしか書いていない。しかしながら国内線はまだ金浦が主流なので、市内へのアクセスはしっかりしている。 金浦空港は地下鉄が乗り入れているが、時間がかかるので、今回は空港リムジンバスを利用する。バスの方が早くつくかな？と目論んでいたが見事、渋滞にはまり、約６０分かかってソウル駅前に、そしてその５分後に市庁前の太平路（北倉洞付近）に到着した。これなら地下鉄利用と所要時間があまり変わらなかった。 |
ここで注意ですが、空港リムジンバス以外にも６０１番系統のバスが存在します。見た目は全身青色の市内路線バスで簡単に見分けはつくのですが、空港リムジンバスに乗る場合は外観にも気をつけた方がいいでしょう。 市庁付近以外が目的地なら、空港内の案内所に尋ねれば、日本語で教えてくれます。 |
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| 改装してから２度目の大祐旅館 今回もいつもの大祐旅館。しかしいつもと違うのは、今回は夫婦で宿泊。実は「この旅館、女性にはどうかな･･･？」という心配があった。チェックイン時、いきなり日本人女性の宿泊客と会う。しかも２人。女性が立ち去ってからスタッフに聞くと「女性の利用客はかなり多い」とのこと。これで妻も安心したようだった。 今回はオンドル部屋。ベッド部屋の場合は１部屋３万５００ウォン（約３８００円）だけど、元々狭い部屋なのに余計に狭く感じるので、今回は２人利用だしオンドル部屋にしてみた。オンドルの場合、１部屋４万ウォン（約４４００円）となる。１日約５００円高いだけだし、ベッドもなく広々使えるので、やはり旅館はオンドル部屋が快適。 さすがオンドル部屋だけあって床が暖かい。夜にビールなど飲むと、ついつい眠くなってしまう。ただ暖かすぎて汗をかくこともあり、その場合は窓を開けて調節すればよいのだが、その窓は女性には高すぎる位置にあるため、ちょっと難しいようだ。 |
  ▲大祐旅館のオンドル部屋室内
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