行きたかった台湾２泊３日
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| 台湾のテレビ 台湾には、いろんなチャンネルがあった。どれが地上波でどれがケーブルテレビなのかは分からないが。 ひとつだけ、同じ商品を繰り返しず〜っと宣伝しているチャンネルがあって、結構面白かったので書いてみる。 その商品は「シールを２枚（２度？）貼るだけでダイエットができる！」というもので、日本で爆発的人気、といううたい文句。 その名も「プロポーツヨン姿ＡＢ貼り物」（原文のまま記載）。パッケージにそう書いてあった。ホントに日本で売ってたのかね、そんな商品名で。「プロポーツヨン」だし、おまけに「貼り物」だし。「姿」って何？ ちなみに値段は５０００元。何でも、日本では２万円で販売してたんだって。 こんなくだらないチャンネルばかりではなく、興味を引くものが幾つかあった。 台湾では、日本の番組を中国語に吹き替えて放映している。映画ばかりではない。「ポケビ＆ブラビ」ものや「欽ちゃんの仮装大賞」まで、吹き替えが難しそうなものまで放映していた。結構面白かったよ。妻は、アニメ「金田一少年の事件簿」の中国語吹き替え版を一生懸命見ていた。 それと、プロ野球。レベルはそれほど高くはないようで、球場もなんだか草野球並みだけど、外国人助っ人もいるし、一応プロ野球ではある。それにしても、ユニフォームの色彩が日本人離れしていて、台湾らしい。白がなく、赤と緑を同時に配色しているんだもの。 台湾の新聞 野球ネタで来たので、もう一題。ホテルのフロントには、日本の新聞が各種あった。さすが日系のホテル。新聞の日付が当日のものか１日遅れのものかどうかは忘れた。スポーツ紙も置いてあるので暇がつぶせる。 台湾の新聞も読んでみた。スポーツ欄には、プロ野球日本シリーズの記事も載っている。日本のスポーツ各紙も、台湾や韓国のプロ野球について結果と順位表のみ載っているが、台湾紙においての日本シリーズの扱い方はかなり大きかった。日本シリーズだから注目されていたのだろうか。 いくら漢字と言っても、社会面などを読むには難しいが、スポーツ面ならおおよそ察しがつく。記事を拾うと「横４−２西」とは、横浜ベイスターズが４−２で勝ったことが分かる。「満貫全壘打」は、満塁ホームランを打ったのだろう。「機関槍打線」って、もしかしたら「マシンガン打線」のことかぁ？ じゃあ、日ハムの「ビッグバン打線」は「大爆発宇宙打線」か？ 野村ヤクルトの「ＩＤ野球」は？ 「スーパーカートリオ」は「超速車三人衆」だったりして。（ちょっと古い？） あ〜、きりがない。ちなみに、野球は「棒球」だ。これは有名な漢字かもね。 大雨の中の帰国 ３日目。今日は帰国の日というのに、昨日から増して雨が強くなっている。台風が近づいている、というのは昨日フロント氏から聞いたが、台湾直撃は明日以降とのこと。なのにこんな強い雨。空港閉鎖とまではいかないが、帰りのＮＷ便が飛ぶかどうかが心配だ。 天候がどうであれ、空港に向かわなければ。６時半にチェックアウトし、タクシーを拾う。 中正国際空港行きのバスは、台北駅近くにある「台北西站」というバスターミナルから出る。タクシー氏には「巴士・台北西站」とメモを書いて渡しておいたが、どういう訳か着いたのは台北駅の東側。目的地のターミナルとは台北駅を挟んで反対側だ。 もう一度「本当にここなのか？」というジェスチャーをすると「そうだ」らしき事をいう。すぐなので歩いて行けなくはないが、大雨なので濡れたくない。しかし、私たちがこの先誘導できない以上、ここで降りるしかない。歩道のない道を１００メートル走り、とりあえず台北駅舎で雨宿り。 思うに、台北のタクシー運転手は、あまり知識がないのではなかろうか。昨日も乗ったとき、「台北・ステーション」が通じなかった。このときは「台北站」と書いて事なきを得たが、これではちょっと難しい土地には行けない。 さて、空港行きのバスターミナルはどこ？ 案内看板にもないし、遠くを見渡してもよく分からない。ちょっと出歩くにも土砂降り。それに、台湾駅周辺には複数のバスターミナルがあるので、気を付けなければならない。 駅舎内で待ち合わせ中と思われる、スーツケースを持っていて、いかにも空港に行きそうな人に英語で訪ねてみたら、親切に教えてくれた。 でも、やはりここから２００メートル。屋根、地下道といった類のものはない。２人で傘１本もまるで効果なし。バスターミナルに着いた頃には、見事にびしょ濡れになっていた。 こうして朝７時過ぎ、無事に空港バスに乗る。チケットはターミナル内の窓口で購入。途中、台汽三重站という営業所らしき所を経由して、空港に到着した。 中正国際空港 台北の中正国際空港は台湾最大の国際空港。敷地内はあちこちで工事中で、ターミナルも新たに建設しているらしい。中には「中正機場科学館」なる仮設看板もある。 ＮＷカウンターでチェックイン。今日は予定通り運航するとのことで、一安心。会社には内緒できているので、欠航したらやばかった。 では、朝食。空港の地下１階には、お手軽なフードコートがあったので利用した。内訳は以下の通り。 広東粥８０元／排骨宗麺１２０元／餃子１００元（１０個ぐらいで） ２人で約１２００円。市場価格と比べて高いのかは不明だが、空港にこのような食堂があると嬉しい。 ＮＷ８便は無事に台北を離陸、無事に成田空港に着いた。 さいごに 後日聞いた情報では、もし次の日の帰国だったら、台風により、空港閉鎖レベルで飛行機が欠航になっていたらしい。これまた「会社に内緒旅行」なので、助かった。 総合的に「韓国と台湾のはじめての旅行を比べてみる」と、台湾の方が印象が良かった。漢字はわかりやすいし、３日しかいなかったが人は親切。私が韓国にはじめて行ったときは、冷たくされたこともあったから。 もうじき、２人で旅行する機会は減るだろう。それを考えると、２泊３日でも今のうちに台湾に来ておいて良かったと思う。子連れで台湾は、どうかなぁ。もしこどもがいないうちに来る機会があったら、今度は鉄道で一周ね。 〜おわり〜 |
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（H10.10.23〜25）