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格安5万6000円で行くトロント・ナイアガラ・NY
7日間(H10.-9.23〜29)

もくじ・資料1.2.3.4.5.トロント市内観光その26.7.


トロント市内観光〜高さ世界一のCNタワー
 地下鉄で一旦ホテルに戻り、市電(下り方面)でCNタワーを目指す。停留所名は調べていないが、タワーに一番近そうな所で下車。「そこからすぐかな?」と思いきや、タワーまで歩いて10分くらいかかった。あれだけ高いと、近くに見えてしまうのね。
 CNタワーとスカイドームは隣接していて、一体整備がなされている。まず、スカイドームで今夜見るナイトゲームのチケットを押さえておく。満員御礼にはならなそうだったが。値段は27.5加ドル(内野席)。

 すぐ隣のCNタワーに移り、窓口で展望券を16.05加ドル(税込み)で購入。
 CNタワーの高さは533.33メートルで、世界一高い。CNは「Canadian National Railway」のことで、直訳すれば「カナダ国鉄塔」か? 世界中で国営鉄道の経営が危ぶまれている中で、こんなタワーを経営(建設だけ?)できるとは、カナダ国鉄って金持ち。
 そのうち、我々が昇ることができる最高地点は、高さ447メートルに位置するスペースデッキ。
 その下あるオブザベーションデッキには、なんと床が透明になっている箇所がある。この地点でも十分高く、真下にスカイドームが見えても野球観戦など小さくて何やってんだか分からない。透明な床は、大人が何人乗っかっても大丈夫なようにできていて(当たり前だ)、そこだけ人だかり。割れないことは分かっているのだけれど、いざ乗っかってみると怖い。そこにニセのボーリング玉でも「ほいっ!」と投げ込んでみたら、皆驚くだろうな。ドッキリみたいに。

 これで、高さ世界1位のCNタワーと第4位のKLタワー(マレーシア)を2ヶ月の間に昇ることができた。2位と3位は、どこなのだろう?



▲CNタワーとスカイドーム


▲展望台の透明な床(眼下にスカイドーム)
トロント市内観光〜メジャーリーグ観戦
 さて、いよいよメジャーリーグ観戦。今回の旅行において、私はこれがメインだと思っている。他の連れ2人は相変わらずニューヨークだけどね。
 今日はトロント・ブルージェイズ対デトロイト・タイガースの対戦だ。知っている選手は誰もいない。

 ブルージェイズの本拠地であるスカイドームは、世界初の開閉型ドーム球場だ。外野上段に窓があるが、これはスカイドームホテルの客室で、部屋から野球観戦ができるようになっている。私たちは当初、そこに1泊するつもりでいたのだが、なにせ客室料金が高い。しかも、申し込むときには満室となっていた。別に「話のネタに」程度と思っていたからいいけど。

 入場門外にショップがあった。ぜひメジャーリーグ関連グッズを買いたい!と思っている。でも、19時で閉店らしいし(今は18時半)、早く球場入りしたいし、中にもショップはあるというので、中で買うことにした。

 球場内の構造は東京ドームと変わりない。入場後には売店が並ぶオープンスペース(廊下のよう)があり、そこから階段通路でシートに座る、という順序になっている。
 さて入場後、シートに着こうと思ったら、オープンスペースからの階段手前で係員が制止している。どうやらプレー中むやみやたらに「席<−>オープンスペース・売店」の移動はできないらしい。観戦マナーを尊重しているのだ。チェンジやアウトカウント後になれば、移動できる。

 2回表あたりから観戦。ゲームの内容はいいとして、球場の雰囲気を書いてみる。
 「マナー尊重」「プレー中の立ち歩き御法度」の文化なのに、なぜか売り子が歩いている。「ビールいかがっすか〜」なんて発声はしていないけどね。列の真ん中に座っていて商品を買う時に見られる、品物と代金のバケツリレーという日本そっくりの光景も見られる。
 オープンスペースへ行く。スタンドのビールは種類豊富。マクドナルドもあって、ホットドッグを買う。珍しいでしょ、マックのホットドッグは(アメリカのマックでは見かけなかった)。

 私たちの座ったところは、1階席で限りなく外野に近い3塁側内野席。グランドと席の間には、日本みたいに親切なる安全フェンスがないので、ファウルボールがライナーで飛んでこようものなら直撃の恐れあり。危なくてボヤボヤしていられない。
 その代わり、親近感がある。レフト線際のファウルボールが来ると、席の子供たちがグローブをあげて一斉に「Here!」。グランド内にとどまったボールでも、惜しげなくボールをあげてしまう。ただし、ボールがもらえるのは最前列の子供だけ。見渡すと、大部分の子供から、大人までグローブ持参なんだけれど。
 2階席に飛び込むような大ファウルは、「ひゅ〜、ドッシャーン!」と効果音が加えられる。ドリフみたい。どうやって音響操作しているのだろう。

 ゲームの内容は、それほど大したことはない。両チームとも優勝争いから遠ざかっているせいもあるけれど、エラーも目立っていたし、「おお、これが大リーグか!」というプレーはあまり見受けられなかった。でも、優勝に絡んでいるチームだと、当日チケットは買えなさそうなので、それでもいいっか。
 う〜ん、でも、球場の臨場感を味わうのなら、スカイドームホテルの客室から眺めるより、やっぱり観戦席が一番! ホテル客室の窓は開くのかな? ホームランが飛び込んだら危ないね。

 体がだんだんと冷えてくる中(屋根が解放してあった)、結局最後まで観戦してしまった。かーちゃんは連日の移動疲れか、ちょっと寝てしまっていた。

 試合終了後、球場内の屋台ショップでお待ちかねのグッズ漁り。ほとんどブルージェイズものしか置いていないが、私はブルージェイズロゴ入りのTシャツとトレーナー、そしてロイヤルズのキャップを買った(実はロイヤルズのファン)。

 帰途は、行きと同じコースをたどって、最寄りの停留所から市電に乗ってホテルに戻る。球場から停留所まではそれほど建物がない。怪しい人も途中にいなかったし、それほど危険を意識せずに帰ることができた。でも、絶対安全とは言い切れないので、それなりの注意を払った方がいいと思う。

▲スカイドーム3塁側内野席より

もくじ・資料1.2.3.4.5.トロント市内観光その26.7.

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