大学の田舎町＆ＮＹ・ナイヤガラ
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| 飛行機３度乗り ３日目の今日は、とても早起き。なにせ、飛行機を３便も乗らなくてはならず、初便は朝６時５５分発のデトロイト行き。自分の好きで選んだ道とはいえ、つらい。まだ時差ボケの最中だというのに。これから乗るＮＷ４７６便と、デトロイト−シェラキュース間のＮＷ１５５８便、ともに機材はＤＣ−９型機。おととい、ここに来たときもＤＣ−９。同じ距離レベルだと、Ａ３２０とか、日本では１便しか飛んでないＢ７５７だって飛んでいるだろうに、３連続で同じ機材だと、なんだかつまらない。 １時間でデトロイト着。デトロイトも、ミネアポリスと並んでノースウエスト航空のハブ空港で、かなりでかい空港である。ただ、デトロイト市自体、自動車産業の不況やらでゴーストタウンのようでなんだか怖い、と前に聞いたことがある。だが、今のアメリカ経済は悪くないようなので、怖いんだかどうだかわからない。 デトロイトの空港で１時間半という暇をつぶし、次のシェラキュースまではこれまた１時間強。シェラキュースでは乗り継ぎまで３時間も暇。そのうちの半分は、空港内で「飛行機展」なる催しで食いつないだ。 シェラキュース市と聞いても、日本人はあまり知らないだろう。そういえば、旅行代理店の人もバッファローは知っていてもシェラキュースは存じないとのこと。しかし、バッファローよりも大きい街らしい。へえ、意外と思う。 ここからがお楽しみ。ＵＳエア４６６５便で、イサカに向かうのである。事前に「小さいプロペラ飛行機だよ」と教わっているので、覚悟はできていた。待合室から見える小さい飛行機３機（同じ種類）を指さし「ああ、あの飛行機かなあ？」なんて話し合っていると、次々に飛び立っていき、あとからそれより小さいプロペラ機がやってきた。まさかとはおもったが．．．。 解説をすると、この飛行機は「脱出説明書」によるとカナダ製（だったと思う）のなんとかという飛行機で、通路を挟んで１列ずつ、縦は９席しかない。席の指定が５Ａと５Ｆで、これが隣り合わせ（通路を挟んで）なので笑ってしまった。一応、飛行機の写真を載せてみるので、ご存じの方はご一報を。 イサカまでは２０分のフライト。窓からは、機材の鉄板と鉄板のつなぎが浮いている箇所なんかが見えて、とってもスリリング。これくらいの小さな機材だと、いかにもマニュアル的な操縦でハラハラする。でもなかなかたのしい。ただ、乗り物酔いしやすい人は要注意かも。 |
 ▲ＵＳエア４６６５便 |
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| 大学の街・イサカの過ごし方 イサカの小さな空港に着くと、きんちゃんがお出迎えをしてくれた。早速、おうちに案内される。簡単に言えば大学の世帯アパートという感じで、この敷地に住んでいる人全員（だっけ？）はコーネル大学に関係しているという。玄関の段がない、風呂と便所が同室、なんてのはやはり日本と違う。あたりまえだ。 ここから、ホームステイ談を一気に書いてみたい。 イサカ初日の夜、リブのレストランに連れていってもらったが、パスポート等年齢を証明するものがないとアルコールは出してくれない。ここまで徹底していると感心してしまう。ただ、レストランでの年齢証明提示はあまりなく、きょうは珍しいと言っていた。スーパー等でアルコール類を買うときは、たいてい提示を求められる、とのこと。 イサカ２日目、コーネル大学構内を案内してもらった。この大学には医学部以外（だっけ？）のほとんどの学部があるそうで、かなり広大な敷地だ。当然、日本のイメージとはだいぶ違う。そして、いろいろな国の人が集まっている。こんな環境で勉強できるなんて羨ましい、なんていうけど自分の大学時代はちっとも勉強なんかしていなかったっけ。チャペルもある。構内はきれいだし、眺めも美しい。ほめ言葉ばかりになってしまうので、この辺でやめとく。 街の中心地にも案内してもらった。ここにはホリデイ・インがある。こんな所に意外だな、と思っていたら卒業式、入学式のシーズンにはかなり賑やかになるらしい。なるほど。学園都市ということでイサカの治安は良いそうだが、ここダウンタウンはどうだろう。ここの街並みもきれいだった。 郊外スーパーマーケットにも行った。でかい。建物も、売っている物も。ついでに、レジのおばちゃんもだ。 イサカ３日目。この日はちょっと遠出をして、夫婦同士でアウトレットモールでお買い物。ちょっと、といっても車で片道１時間半かかる。でもここにいると、こんな時間でも「ちょっと」だ。そして、ここもでかい。ここでは、いい物を安く買った。財布に手袋、長袖シャツなどなど、有名なブランドばかりだ。 帰り道、なんとかの滝というところに寄った。なんでも、ナイアガラ滝よりも高低差があるそうで、案内看板にも書いてあった。ただ、ちょろちょろとした滝なので迫力は？？？である。 なんだか「でかい」「きれい」の羅列で感想を片付けてしまったが、本当に貴重な体験をしたと思う。きんちゃん夫婦は来年（平成１０年）の夏には日本に戻るとのこと。私たちも、もうイサカに行く機会はないだろう。それだけに少しさびしい。 ６日目、いよいよニューヨークに向かう日だ。イサカからニューヨークまでのＵＳ３７０７便プロペラ機は、イサカに来たときに乗ったチビ号よりは少し大きめ。揺れも少ない。１時間後、見覚えのある摩天楼がかすかに望めた。わくわく。 |
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