リゾート滞在＆ちょこっと遺跡歩き―――アンコールワット
|
|||
| 早すぎたホテル到着 ホテルに到着したのは朝８時過ぎ。こんな時間にチェックインできるわけないのだが、こちらから何も言わなくてもドアマンがやってきて、スーツケースを預かってくれる。 一応、カウンターに行ってみて、こんな時間だけどチェックインが可能か聞いてみた。結果は、予想どおり。ただし、本来ならチェックインが１４時のところ、今日は部屋の状況から正午１２時には部屋に案内できる、とこのと。スーツケースはそれまで預かってもらうことにして、バゲイジクレイムタグの半券を受け取る。 さてさて、チェックインまで３時間半以上。それまで何して過ごそう？ 合理的なのはここで半日観光に出てしまうこと。コンシェルジュに行って、現地ツアーがあるか聞いてみたが、パッケージというより、車とガイドを別々にチャーターする方式だった。それはちょっと手間だし、そこまで頭が働かない。眠くて･･･。 ツアーは後日、現地の旅行会社から探すとして、とりあえず街に出てみることにした。 |
|||
| 初のトゥクトゥク体験 ドアマンにトゥクトゥクを呼んでもらう。ガイドブックにはトゥクトゥクについて「正規のドライバーは公式のジャケット着用で、登録番号が背中に印字してある」と書いてあったが、ジャケットは着用していない。大丈夫か心配だけど、料金は市内まで２ドルと言うので、まあ乗ってしまおう。 とりあえず、街でもっともにぎやかそうなオールドマーケットに出てみる。 「オールドマーケットへ」と告げると、「分かった」という表情で４人乗りのトゥクトゥクが動き出した。トゥクトゥクは街の主な交通手段で、セダンタイプのタクシーはほとんど見かけない。というか、見分けがつかないので移動手段としては一般的ではない模様。 ストリートはトゥクトゥクだらけ。で、「ジャケットは着用してるのかな？」と観察してみると、ほとんどが着用していない。まれに着用トゥクトゥクを見かけるけど･･･ジャケット着用のルールはすでに形骸化しているようであった。ならば、未着用トゥクトゥクでもまあ安心して拾えそう。 通りはホコリっぽく、すぐに砂の粒子が目に入ってしまう。ハードコンタクトレンズ着用者にはかなりつらい･･･。目が開けられない時間がかなり多かった。 |
 ▲ホテル付近はこんな道  ▲ブルーパンプキンがある建物  ▲ブルーパンプキンからの眺め |
||
| オールドマーケット周辺（初日） オールドマーケット周辺の適当な場所でおろしてもらう。じゃあ、これからどこを歩こうかな？ と思うヒマもなく、いろんな人からお声が掛かる。トゥクトゥク乗ってけ、とか。今着たばかりなんだけど･･･。 とにかくそんな状況なので、立ったまま地図やガイドブックを開くのは困難。とりあえず適当に歩いてみる。 すると、ブルーパンプキンというカフェを見つけた。「あ、ここガイドブックにあった気がする！」というわけで、まるで駆け込み寺のようにカフェ入店。 １階で注文し、２階のストリート沿いの席でガイドブックや地図を開きながら作戦会議。行き先検討はカフェでするのが一番いいや！と思った。 ブルーパンプキンは、どのガイドブックにも掲載されているようで、西洋人の利用もかなり多い。彼らはそこでノートＰＣを広げ、メールやらなにやら打ち込んでいる。２階はストリート沿いの席もいいけど、内側には大きなソファでぐーたらしながら過ごせるエリアもある。 ここで遅めの朝食を取る。スパゲティボロネーゼが3.5米ドル、朝食セット（パン２切れ、クロワッサン、絞りたてオレンジジュース、コーヒー）が2.75米ドル。この国の物価にしたら高いんだろうけど、我々には手ごろな値段だった。 |
|||
| シェムリアップで現地通貨に両替 シェムリアップで滞在する場合、基本的に米ドルだけで事が済むようであるが、せっかくなので現地通貨・リエルに交換してみる。 しかも、日本円でチャレンジ！ まず両替する前に電卓を叩いてみる。１ドル１１８円として、５０００円→４２ドル→１６万８０００リエルぐらいになるかな？ 怪しくなさそうな両替商は･･･と。お姉さんが２人で店番しているところに決めて、５０００円を両替してみる。受け取ったのは１６万５０００リアルだった。んー、もくろみどおり。十分に許容範囲内だと思う。 |
今回のレートでは、１円＝３３リエルでした。 なお、シェムリアップでは特にリエルに両替しなくてもまったく支障はありませんでした。空港で支払う利用料も米ドルです（２０米ドル）。 |
||
| ル・メリディアン・アンコールホテル オールドマーケットで過ごしていたら正午過ぎになったので、ホテルに戻ってチェックインしよう。その辺で適当なトゥクトゥクを拾い、２人２ドルでホテルに向かってもらった。 部屋まで案内してくれたのは、日本語が話せる人だった。「現地の人でも日本語を勉強しているんだあ」と思ってたら、「私は韓国人です」と紹介された。あとで分かったが、このホテルには日本人のスタッフもいる。日本人の宿泊客も多い。言葉に困ることはないと思う。 建物構造は３階建て、上から見ると「ロ」の字型をしている。廊下の両サイドに部屋が配置されているので、外側ならば東西南北どちらかの景色となり、内側なら中庭の景色となる―――といっても向かいの部屋まではある程度の距離があるので、遠景となる。 で、今回は３階のプール・ビュー。その向こうはアンコールワットとなる方向だが、それは見えなかった。個人的に、この眺めは最もよい方向だと思う。 部屋は広め。どこもそうかもしれないが、部屋の特徴は、寝室と浴室が木製ガラリ戸でつながっている。つまり筒抜けで、バスタブに入りながら寝室のテレビを見ることができる（いい角度ではないかもしれないが）。ということは、おトイレ中も寝室に音が筒抜け（木製の戸なので遮音性はない）。夫婦ならいいんだけどねえ･･･カップルさんはどうするんだろ？ ミニバーありで、コーラ350mlが2.00米ドル、アンコールビール350mlが3.00米ドル、エビアン1.5リットルが4.00。ミニバーのエビアンは高いが、毎日、洗面台にNestleの水0.6リットル×２本が無料で補充される。その他飲み物は、電気湯沸かし器に無料の茶、コーヒーがあった。 クリーニングは、衣類のタイプごとに値段があるが、４品まで5.00米ドルというパッケージ的な「ミニランドリーサービス」というお得なプランがあった。 テレビはブラウン管だが、チャンネルが７８とやたらと多い。ＮＨＫワールド、ＢＢＣ、ＣＮＮはもちろん、仏、伊、独、西（スペイン）、ロシア、タイ、中、台、印、ベトナム、フィリピン、韓、インドネシア、マレーシアなどなど、ありとあらゆる言語の番組があった。その中で、ＮＨＫだけ音声がやたら低くなってるのはなぜ？ 相当音量を上げないと聞こえなかった。チャンネルは豊富なのに、有料番組（映画とか）はない。 残念ながら部屋にブロードバンド環境はなく、部屋の電話ジャックからダイアルアップによる接続となる。あとは「ビジネスセンターでインターネットが可能」とあったが、たかだか遊びの情報を得るのに気軽に利用できるような雰囲気じゃなかった。 ホテル内では、レストランとプールを利用した。その話題はのちほど･･･。 |
 ▲メリディアン・アンコールの寝室  ▲浴室から寝室がみえる
 ▲部屋からの眺め |
||
|
■旅行記 編 もくじ・資料／１．／２．／３．恐る恐るシェムリアップ歩き／４．／５．／６．／７． |
|||
