フリートラベル！ Ｆクラスでシンガポール他
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| どこにも載ってないバタム島ガイドその３・バタムの中心ナゴヤ野良歩き 中心部らしきところで降りたはいいが、商店街の軒前でたむろしている連中には「☆〒♯♂！」なんて声を掛けられて怪しい雰囲気だし、何よりテレビで見る東南アジアの田舎の風景そのままだ。何歩か歩いただけで帰りたくなった。だが、せっかく来たのだし、向こうに見える大きなショッピングセンターまで歩いていってみよう。 地元の人達が利用していそうなこのセンター、店内はかなり広く、衣料品から日用雑貨、食料までなんでも揃っている。汚い便所に巨大なゴキブリがいたのはご愛敬。 そう言えば、向こうにこの辺で一番大きい桃色の建物があった。最初はオフィスビルと思っていたが、よくよく上部の看板を見ると「ＰＡＮＯＲＡＭＡ」と書いてある。行ってみるとそこはホテルだった。 メリア・パノラマホテルといって、パンフレットから察するに、メリアはマレーシア、インドネシアなどの地域を拠点とした一流ホテルチェーンのようだ。このホテルも周辺の街並みと似合わず高級さが感じられた。ビジネスセンターもある。せっかくなので、このホテルのレストランで食事しよう。 最上階（１０階くらい？）に日本料理店があるので行ってみる。いつもは海外に行っても日本食など欲しないが、思わぬところでの出遭いなので、試しに食べてみたい気もした。 私は「日本食レストラン」なのになぜかあるカルビクッパを、妻はうどんを注文した。ウェイトレスが「ドリンクは？」というので「ウォーター」と言ったら、出てきたものはミネラルウォーター（もちろん有料！）だった。そうか、ここでは水はタダではないのか。お金浮かすために水を頼んだのに。 今は時間帯が悪いのか、空席が目立つ。中国語を話す団体さんが来てからは少し賑やかになった。彼らも注文は日本食。日本食ってそんなに人気あるのかな？ 外からは、ナゴヤタウンの様子が一望できる。真下ではマクドナルドの店舗が新規工事中。こんな所まで、マックは実に脅威だ。変わった建物では、２〜３階建の雑居ビルの上に、バラックっぽい民家が何軒か建っている。「郊外型イトーヨカドーの屋上に民家が建っている」といったほうが解りやすいか。どういう契約体制なのだろう？ お会計は日本円にして約２０００円。地元の物価からすればかなり高いのではなかろうか。東京だって、昼に１０００円のランチを毎日食べていたら小遣いが苦しいのだから。退出の際、うしろから「ありがとうございました」という日本語が聞こえてきた。この店のコックは日本人だった。 |
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| 照れ屋のタクシーさん そろそろ帰るとしよう。といっても、ホテル前にはタクシーなど待機していないので、流しのタクシーを拾わなくてはならない。「また料金交渉か．．．」と思うと、憂鬱になってくる。ホテルのフロントに、船着き場のあるセクパンまでの運賃はいくらか聞いてみたら、親切に教えてくれた。詳しく何ルピーかは覚えていないが、シンガポールドルに直すと大体１０ドルで、行きの水準と一緒だ。大体１８０００ルピーだったと思うが、実際には細かい値段が出ていた。 早速その値段（ルピー建て料金）をメモして、ちょうど来たタクシーにそのメモを見せる。「ＯＫ」というしぐさをするので乗り込む。やはり、このタクシーにもメーターはない。 しばらく走っていたら、何か異音に気づいた。みんなで降りてみると、なんとタイヤがパンクしている。ほとんどパーストに近い状態だった。よく見るとそのタイヤ、溝なんてほとんど無い。タクシー氏、テレ笑いしながらタイヤを交換する。しっかし、スペアのタイヤもこれまた溝が無い、車検にはとても通らないタイヤだった。私たちの心配をよそに無事タイヤを交換して、約１５分後に再出発。事故につながらなくて良かったけど、そこまでしてタイヤを使うという事情は、なんだか複雑な感じがした。 フェリーターミナルに到着。タクシー氏、「お詫び」なのか、申し訳なさそ〜な顔して私たちに１０００ルピーを３枚バックしてきたので、受け取っておいた。 |
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| どこにも載ってないバタム島ガイドその４・バタムからの帰り方 私たちはあらかじめ往復券を買っておいたので、帰りのチケットを窓口に提出するだけでいい。窓口で乗船手続きをしようとすると、窓口前にいた男が「チケットとパスポート」などという。「この人、何者？」と思ったが、どうやら係の人らしい。でも、見る感じその辺にいるおじさんだ。男の身分がはっきりしない以上、パスポートなど渡せない。自分でチケットとパスポートを渡す。よくよく見ると、他の利用者はあの男にすべてを任せていた。 搭乗券をもらうのに、かなり時間がかかった。１５分ぐらいは待ったかな。パスポートも窓口に預けたままなので不安でしようがなかった。返されたパスポート、乗船券の他にシンガポールの入国カードも渡され、その入国カードには名前、パスポート番号など必要事項が印字されている。これで時間がかかったのかな？ ターミナルには、上だけ作業着を着た技術者らしき日本人が何人かいた。バタム島を訪れる日本人は、観光客よりもまだまだビジネスマンの方が多いようだった。 |
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