憧れの聖地でウィンターリゾート―――リレハンメル・ハーマル・オスロ
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| なぜリレハンメル？ 今回の旅行はリレハンメル。ホント言うと、ちょうど１年前、昨年の今頃すでに行っているはずだった。航空券も手配し（しかも日程に確信あったので変更不可タイプ！！！）、ホテルも変更不可のレートで予約済み。しかし、なんと出発１週間前に入院の憂き目に遭い、旅行そのものをキャンセル。航空券は、税金分だけしか戻ってこなかったとさ･･･。 そんなわけで、今回はリベンジ旅行。行き先は同じくリレハンメルとし、今度の航空券は昨年の反省としてキャンセルしても手数料３万円という正規割引航空券。 航空券の話をすると、12/31出発以前のものは軒並み高額で、どこも１３〜５万円前後。ところが年を越えて1/1出発になるとエールフランス、ＫＬＭがともに７万円台の料金となっていた。それなら、ということで基本日程は1/1出発とした。1/4と1/5を年休取得すれば、成人の日とあわせて８日間の日程を組める。ちなみに北欧といえばスカンジナビア航空利用だが、こちらは1/4まで約１３万円という運賃だった。 で、なぜリレハンメル？？？ ノルウェーに行くというと、だいたい「オーロラ見に？」「いえいえ」「じゃあフィヨルド？」「いえいえ」「じゃあ何しに？」･･･という会話の展開になる。この答えは「'94のリレハンメル冬季オリンピックがあまりにもよかったから、行ってみたいと思って･･･」なんだけど、「スキーをしに」というと、理解してくれる感じ。まあ、人に訴えづらい目的かも。 冬のノルウェー。フィヨルドもオーロラもないけど、「こんな感じで楽しんできました」的に旅行記を書いてみようと思う。 |
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| 始発電車で成田空港へ 1/1早朝、親戚の家がある埼玉県某所から出発。この路線は初詣早朝運転をしていないので、いつものダイヤで始発に乗った。 「元旦だけど早朝だし、空いているんじゃないかな」と思って乗車した。確かに乗車時は空いていたが、都心に近づくにつれ立ち客も現れる。で、よく見ると赤いマフラーをした人がぼちぼち。 「サッカー天皇杯決勝、浦和vsＧ大阪だっけ、今日･･･」 それにしてもこの数！ １両につき６〜７人は午後の試合のために始発に乗って国立競技場に向かおうとしている。乗り換えた山手線のホームでは、じつに１つの並びにつき最低１人は並んでいる！ まだ朝６時台だというのに･･･。結果が分かるころにはすでに機上の人になっているのが残念。 日暮里で下車し、スカイライナーに乗り換える。日暮里駅のＪＲ→京成線の乗り換え口の精算窓口がひとつしかなく、ざっと数えて２０人も並んでいる。工事中とはいえ、空港行きのターミナル駅としてはちょっと･･･。 スカイライナーは満席。車内の大型荷物置きスペースはあるにはあるが少ししかなく（スーツケース大は１４個置ける感じ）、スーツケースがデッキにあふれていた。スカイライナーは久しぶりだったが、こんなんだったっけ？ ７時ごろ、船橋付近で初日の出を迎える。くねくねしている区間のせいか、右にも左にも見えたのがおもしろかった。 |
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| エールフランス航空ＡＦ７９便パリ行き 成田空港第１旅客ターミナルでチェックイン。着物を着たスタッフが案内をしている。座席はあらかじめ指定したが、そのときからすでに満席気味で、窓から２席が確保できていなかった。当日のチェックインでも窓から２席は取れなかった。まあ仕方ない。 空港内は元旦の雰囲気。さっきの着物の地上職員もそうだし、待ち合いスペースでは日本酒が振舞われていた。枡は成田空港とＡＮＡのロゴが描かれ、持ち帰ることができた（持ち帰りようビニールもらえた）。 セキュリティチェック、出国審査を済ませ、搭乗手続きへ。自分の番で航空券がはじかれた。「ん？」と思ったら、新たな航空券が準備されていて、「今回はビジネスクラスで」ということになった。こりゃあ、元旦早々縁起がいい！ でもなぜ自分たちが？ 混雑に加え、おそらく元旦でビジネス客が皆無なのと、仕事で頻繁に利用するエリート会員もあまりいなかったのかな･･･そんな推測。 エールフランス（ＡＦ）のビジネスクラスはフルフラット。完全に１８０度水平とはならないが、他社で最新式として導入しているのと同程度のシートで、かなり快適。そして、座席の設備は肘掛下にコンセント、そして500ml程度のペットボトルが収納できるポケットがあって機能的。 それよりなにより、ふんだんに足が伸ばせて、好きなときに横になれて･･･。近くで赤ちゃんが大泣きしていてもぜーんぜん気にならなかった。 離陸後の食事は、前菜が鴨肉がおいしく、メインのビーフはちょっとかたかったが、おいしくいただけた。 離陸後の食事から着陸前の食事まで、水以外はやってこない。その代わりビジネスクラス中央のカウンタに軽い食事が盛られ、サンドウィッチ、おにぎり、カップヌードル（小）、菓子類、フルーツ、飲み物などがいただける。氷が入ったワインクーラーには、シャンパンも冷やされている。 そういえば、他社ではカップヌードルをエコノミーでも全員に配るサービスをしているが、お湯を入れて配り終えるタイミングと食べ時のタイミングが合わないので、乗務員からすれば結構大変らしい。カップめん類のサービスは、セルフのほうがいいかな、と思った。 パリまでの１２時間、楽チンでいい思いをしながらすごすことができた。次回は片道だけでもマイル使ってビジネスクラスに乗りたいなあ、と強く思う。どうせ最近は特典航空券がとりづらくなってあまり気味なんだし。 |
 ▲AFのビジネスクラス  ▲機内食の鴨肉が美味しい！  ▲セルフの軽食コーナー |
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| パリで観光予定！しかし･･･ パリ、シャルルドゴール空港は１４時５０分着。一旦、フランスの入国審査を済ませて、外に出る。フランスは入国印が押されないと聞いていたが、今回はちゃんと押された。 次のフライトまではかなり時間がある。この時間を使って、ちょこっとパリ市内に行き、凱旋門とエッフェル塔ぐらいは見てみたい。オスロ行きＡＦ１２７４便は１９時０５分発。ってことは少なくとも１７時３０分までには空港に戻っておきたい。 ではまず、背負っているリュックを預けて･･･と思っても、コインロッカーがない。有人の預け場所はないかな？と思って探しても、一向に見つからない。構内図によると、ターミナル２のＡ棟とＢ棟の間にコインロッカーらしきマークがあるので、そこに行ってみても、ぜんぜんなし。撤去されたか？ インフォメーションで「荷物を預ける場所はどこ？」と聞くと「ターミナル２のＡ棟No.３出口付近」にあるらしい。また戻るけど行ってみると、確かにあった（ずいぶん探したが）。値段は１個３０ユーロ･･･高すぎる。 そんなこんなでウロウロして、結局預けることはできず。リュックはノートＰＣが入っていて、あまり持ち歩きたくなかったが仕方ない。担いで市内に行ってみよう･･･と、とりあえずＲＥＲの空港駅に向かってみるも、このときすでに１６時１０分過ぎ。１７時３０分までに戻ることを考えると、空港で時間を使いすぎてしまった。今回は市内観光を断念して、帰りの乗り継ぎ時に賭けよう。帰りのときも同じぐらい持ち時間があることだし、空港の様子も分かったし。 それにしても、ドゴール空港は広すぎて分かりづらい･･･。 |
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| エールフランスＡＦ１２７４便オスロ行き 市内行きを断念したので、３時間ほどをもてあます。「空港でショップでも見て歩こうかな？」と安易に考え、再びセキュリティチェックを受け、制限区域内へ。しかしこの空港、ターミナル２のＡ〜Ｄ棟は、制限区域内も区域外も店が少ない･･･。ゲート前のコンコースは狭くて混雑していて、座るところも確保できず。カフェも満席でどうにもならなかった。アムステルダム・スキポール空港あたりならショップめぐりで暇をつぶせたんだけど･･･。読みをはずして、搭乗案内があるまでひたすら待ち続けた。 ＡＦ１２７４オスロ行きは、Ａ３１９型機という小型ジェット機。機内食は出ないと思っていたら、結構ボリュームが多いものが出された。粟か稗か、何かの穀物を使った「ライスサラダ風」食べ物と、アップルパイ。ライスサラダ風は、あまり食べたことないもので、合わなかったかも･･･。 そしていよいよノルウェー上陸。預け荷物を受け取るターンテーブルのところになぜか巨大免税店が。これからオスロ入りだというのに、なぜ免税？？？ ここで買ったものは当然ノルウェー国内で消費されるのに、いったいどうなっているのか、よくわからない。 |
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