憧れの聖地でウィンターリゾート―――リレハンメル・ハーマル・オスロ
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| ハーマル半日観光 1/3は午前中にハーマルに行って観光し、残りをリレハンメルぶらぶら歩きに充てようと思う。 ハーマルはリレハンメルから南方へ約６０キロ。スピードスケートのメイン会場、ハーマル・オリンピックホールがあるなど、'94リレハンメル冬季オリンピックのスケート競技を補完していた。オリンピックホールは、バイキング船の船底を屋根のデザインに取り入れたのが最大の特徴で、街の新たなランドマークとなっている。'94オリンピックに感動したものにとっては、ここにもぜひ行ってみなきゃ！ リレハンメルからハーマルまでは国鉄（ＮＳＢ）電車で行く。乗車券は当日券として購入。１人片道１０９クローネ（約２０００円）で、前売りだったらこれより安く買えたんだけど、まあ仕方ない。 リレハンメル駅は駅員不在で、乗車券は構内にあるKioskで購入する。Kioskといっても規模はコンビに程度ほどあり、営業時間も平日なら２１時まで営業している（ハーマル駅の場合）。ただ店員は１〜２人で対応するので、発車ギリギリでレジに数人並んでいると購入できないかもしれない。とてものんびりしているので。 また、Kioskとはいえ商品も乗車券もクレジットカードで支払いができる。 なお、予約が必要な列車のチケットを購入する場合、あらかじめ構内備え付けのＮＳＢ専用電話で予約を取り、その予約番号をKioskに告げることにより購入できるようだ。 購入した乗車券には列車番号や時刻が記入してない。どの電車にも乗れるのだろうか。９時１３分発の始発電車に乗車し、５分程度の遅延で１０時０８分ごろハーマル駅に到着した。その間車内は１車両につき４〜５人程度の混み具合で、かなり空いている。そういう時間帯なのだろうか。 |
 ▲NSBハーマル駅舎
ハーマル駅には大中小３種類のキャパシティのコインロッカーがあり、大型ロッカー（４０クローネ＝約７２０円）は大きなスーツケースも入りますので、オスロからリレハンメルに行く途中、いったん下車して観光してみてはいかがでしょう？（乗車券は途中下車したとき前途有効なのかどうか不明です） なお、小型のロッカーなら１５クローネ（約２７０円）です。
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| ハーマル・オリンピックホール 駅前にはタクシーが停まっているが、とりあえず歩いていけそうな距離なので、ハーマル駅からオリンピックホールまで歩いて行ってみる。 国鉄線の跨線橋を渡ると、バイキング船の船底をひっくり返したような巨大な屋根が見えてくる。雪で踏み固められた歩道（たまに凍結）を歩き、そして写真を撮りながら･･･というコンディションで、２０分程度でオリンピックホールに到着した。 こんな時期なので観光客はあまりいないが、ここでも親切に応対してもらえた。１人３０クローネ（約５４０円）を支払い、施設内に入ってみる。 「んー、ここでスピードスケートが行われたのかあ･･･」と感慨ふけりながら、競技場を客席から一周する。中央部は人工芝が敷かれてフットサルコートになっているが、スケートのコースはちゃんと整備されていて、今からでも滑ることができるようになっている。もっとも、資料によるとスケートだけではなく、インドアスポーツのコートや展示場にも使用されているようだ。もらったパンフレットには、モーターショー、クラシックコンサート、室内クロスカントリー、２輪レース、そして犬のトリミング大会の様子までも写真で紹介されている。五輪終了後もさまざまな需要に応えているようだ。 競技場の見学後、みやげ物の絵はがきを見ていると、もうひとつ見慣れない競技場っぽい建物が写ったものを見つけた。「こことは別なのかな？」と思ってスタッフに聞いてみると、「フィギュアスケートの会場」とのことで、ハーマル市内であるがこことは別らしい。そっか、フィギュアはここじゃなかったんだっけ！ せっかくなので、ここも行ってみることにする。行き方は、スタッフが親切に教えてくれた。タクシーなら呼んでくれるとのことだが、路線バスでも行けるらしい。バス路線図を持ってきてくれ、いろいろ描いてもらいながら教わったので、バスで行ってみようと思う。 |
 ▲オリンピックホールとミューサ湖 |
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| ハーマル・オリンピックアリーナ バス停は「（さっき通った）国鉄の跨線橋手前、ガソリンスタンドの向かいにある」とのことで、行ってみるとバス停のサインがあった。バスの営業所の裏手だった。 バスの本数があまり多くなく、寒い中２０分ぐらい待つ。５番バスが着たのでとりあえず乗車し、ハーマル駅前でいったん下車し、１番バスに乗り換える。最初の乗車でレシートが発行され、これを乗り継ぎのバスに提示すれば通しで乗車できる。値段は１人２４クローネ（約４３０円）で、かなり高額！ タクシーだったらいくらなのだろう？？？ 運賃は前払いで、極端な高額紙幣でなければお釣りも出る。 オリンピックホールでもらった路線図とにらめっこし、最寄りのバス停で下車。Jonsrudlokkaというバス停だった。 アリーナは完全に閉まっており、中には入れなかった。案内書でもらったガイドには観光ポイントの紹介がされていないので、通常は見学できないのかもしれない。 「うーん、ここがトーニャ・ハーディングが靴紐切らして泣いたところかあ」と、またまた感慨ふける。別に中に入れなくても、どうでもよかった。どうせアイスリンクはなく、もっぱらインドアスポーツの競技場として使われているんだし。 アリーナの目の前に２番バスのバス停があり、１時間に１本の運行なのにちょうどよくバスがやってきた。ハーマル駅前までこれまた１人２４クローネ（約４３０円）。さっきの３分の１の距離であっても同じ運賃だった。 帰りの電車は１４時０５分発のリレハンメル行き。オスロ空港から乗車したと思われる観光客で混み合っていた（座席は５割以上は埋まっていた）。スーツケースもいっぱい持ち込まれている。今までガラガラの車内しか乗車していなかったので、ちょっと意外に感じた。 列車はMoelv駅でかなり停車。ノルウェー語だけの車内放送が入り、遅れているみたいなことを言っているのだろう。多分、列車交換か何かで反対側から来る列車が遅れているのかな？と思っていたら、やがて機関車と重機だけを積んだ貨車のたった２両の編成が通り過ぎていった。たったこれだけかい！ ･･･結局、２５分遅れでリレハンメル駅に到着した。 |
 ▲ハーマル駅周辺 |
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