今度は夫婦で韓国
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| アシアナ航空で釜山へ 空港近くのホテルを選んだのには、明朝７時３０分の国内線を利用するという理由があるからである。 それにしてもここ金浦空港、ほかの諸外国の国際空港と違ってエアポートホテルなるものがない。あるのは近所の安宿群と、地下鉄でひとつ先の「エアポート」と名乗る中級ホテル。トランジットで１泊するには非常に不便な空港だと思う。 例えば、東京からアシアナ便ソウル経由で第３国へ行くという低料金のチケットがあるのだが、その場合にはほとんどソウルで１泊を余儀なくされてしまい、加えてこのホテル事情。ホリデイ・インなどの世界的チェーンがあれば、どんなにいいのに。 空港洞の安宿群からターミナルまでは、歩いて行ける。ただし、その範囲はせいぜい第１ターミナルまで。第２と国内線ターミナルへは、第１から構内バスを利用する。だが、今回は早朝のうえバス停付近が工事中とあって、どこにバスが停車するのかはっきりわからない。時間も押していたので、第１から国内線ターミナルまで歩いていった。 アシアナ航空ＯＺ９１３便は、当日でも席に若干の余裕があるようであった。チェックインを済ませ、搭乗券をもらう。アシアナ航空はノースウエストとＦＦＰで提携しており、韓国国内線でもワールドパークスに５００マイルの加算となる（注：現在は提携終了）。搭乗券には会員番号が印刷されるのだが、なぜか私の搭乗券には番号の印刷がない。これは搭乗直前の待合室で気づき、そこのカウンターに「何で？」と質問したが、そんな専門度の高い韓国語までは理解できない。らちがあかないので、釜山のチェックインカウンターで聞いてみようと思う。 前回の機材はＢ７３７という小さめな飛行機だったが、今回はＢ７６７というちょっぴり大きめの機材だ。Ｂ７６７という機材、旅客機の詳しい人にいわせれば事故率がもっとも低いもののひとつだといわれているが、私が今まで乗ったＢ７６７は何となく危なっかしい離陸ばかりしているので、あまり好きではない。 前回のように天候不良で引き返すことなく、無事に釜山到着。例のマイレージ加算の件を釜山金海空港のカウンターに相談したら、「日本に帰ったらＮＷに問い合わせてみてくれ」という答えだった。加算なるか、心配である。ま、事後加算すればいいんだけどね。 |
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| 海雲台でハイアットホテル 空港から直接海雲台のホテルへ向かって海雲台で遊びたいので、特１級ホテル行きのＫＡＬリムジンバスに乗ることにしたのだが、これが結構飛ばす。リムジンバスなのに、日本人の私からするとかなり乱暴な運転なのだ。ホテル前で、道を譲る譲らないでタクシーの運転手と睨み合いなんてことも普通にやってた。大企業ＫＡＬの看板を引っ提げて、外国人の乗客を乗せているのだから、もうちょっと穏やかにいこうよ！ まあ、ともかく、空港からの交通機関で最も快適なのはこのリムジンバスだし、ホテル前まで乗っけてくれるので、余計な心配をすることもない。もう、独身の頃のケチケチ旅行ではないんだなぁ、と痛感する。 今回利用するハイアットホテルは、海雲台ビーチに隣接した、大変立地条件のいいところだ。ウエスティンホテルとどちらにしようか最後まで迷っていたのだが、ハイアットの方が街の中心に近いので、今回はこちらにした。ただ、ウエスティンの立地は海雲台西側の岬に立っているので、眺めはこちらの方がいいかもしれない。長期の滞在にはおすすめかも。 ハイアットには日本人の団体、個人客の利用が多く、フロントには必ず日本語を話せる従業員がいるので、韓国語もしくは私みたいに英語ができなくても安心できる。ただ、その分レートは高い。今回は日本の予約センターから予約を入れて、１泊１室で税、サ別で１２万５０００ウォン(約１万６０００円)だった。とはいえ２人で１万６０００とは、日本の同じレベルのホテルと比べると、何となく安く感じる。その値段でいいホテルに利用できるのだから、この時代の海外旅行はいいものだ。 海雲台ビーチは、暦でいうと今が海水浴のシーズンである。だが今日は、非常に涼しくていい気持ちだ。夏休みともなれば、韓国国民の大勢が避暑としてこの海雲台にやってくるので、もしかしたらこの辺りは夏でも涼しいところなのかもしれない。ということで、このビーチで泳いでいる者は子供くらいしかいない。あとは海岸線で戯れたり、ボール遊びをしていたりである。せっかく水着を持ってきて意気揚々としてきた我々だが、海水が冷たいので仕方がない。しばらく砂浜でのんびりして、海雲台の街を歩くことにした。 ホテル前の通りを歩いているを、民泊(民宿のこと)の勧誘を受けることがある。我々はハイアットに泊まるんだという断りをつけて、色々聞いてみると、料金はおおむね１泊３万ウォン(約４０００円)のようである。だが、外装はちょっと汚らしいし、衛生的にどうかと思う。当然、韓国語ができないと苦しいだろう。このあたりの民泊を利用したことがある方がいれば、どうだったか話を聞いてみたい。 ここにきて驚いたことは、意外に海雲台の街が大きかったということだ。商店街や市場があるし、大型デパートも存在する。国鉄海雲台駅前では、地下鉄の工事が進捗中だ。あの進捗率から判断すると、開通までおそらく３〜５年はかかるだろうか。 宿泊施設は、大小様々なものが点在しており、世界的チェーンのホテルも２つある。これは、ここが国際的リゾートであることを証明している。日本ではどうか？ 世界的チェーンのホテルが都市部以外にあるとすれば、ディズニーランドくらいしか思い当たらない。 ごく小さな遊園地には、韓国で話題のタガディスコなるものもあった。これは、直径１０メートル？くらいの自由自在に動く、座るところだけがあって手すりなど掴まるところが何もない円盤に人間が乗り、ＤＪが音楽に合わせてその円盤を回したり適当に揺らしたりする遊戯施設(説明が長くてわかりづらかった？)のことである。タガディスコは、だいたい夜に活躍するのだが、今晩は営業していなかった。（筆者後述：結局何度も来たが、ここ海雲台の遊園地は営業しているのを見たことがない。同じような遊園地なら、お隣のビーチ、広安里にあります。） 海雲台ビーチでは、夜になると屋台が軒を連ね、大勢がストレートの焼酎を傾けながら新鮮な海産物を肴にする。海雲台もそうなのだが、こういうところは夜の方が若者が多く訪れ、にぎやかになるようだ。車のクラクションは昼も夜も相変わらずで、５秒に１度はブーブー鳴っており、ホテルの１４階の客室からも容赦なく耳に入る。どうやら、ハイアットのウィークポイントはこの辺にあるようだ。 （筆者後述：現在はハイアットからマリオットにチェーンが変わっています） |
 ▲ハイアット・リージェンシー釜山 |
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（H9.-7.17〜22）