返還前の香港・広州・マカオ
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| 香港旅行の計画 以下は、私と彼女（婚約中・今は妻）のある日の会話。
でも、香港は返還直前だし、名物の「香港カーブ」が味わえる操縦士泣かせの現香港啓徳空港も今のうち。いま行っておいてもいいかもしれない。彼女の目的は買い物かぁ。まあ、いいや。 |
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| 中国にも行ってみるか．．． 香港に行くとすると、ついでに行ってみたいところがある。香港から手軽に行けるマカオと近隣の中国だ。マカオは高速船で楽に行けるらしいから問題はない。中国はというと、ちょっと勉強しないと計画が難しいようだ。そして、彼女への説得も必要になってきた。なにせ、アジアにはまだ抵抗感があるらしいから。 そこで、彼女に中国の話をしてみた。またまた私と彼女の会話。
堂々と彼女の同意を得た。さて、計画に入ろう。 まず、深セン。国境で深センだけ滞在できるビザがその場で取得できるのはいいが、今はかなり治安が悪いらしい。なんでも中国全土の田舎から仕事を求めて深センに来たはいいが、仕事にあり就けずにフラフラしている輩が多いと聞く。この人たちを「盲流」と呼ぶ。 深センの先にある広州はどうか？ 広州も治安等、事情は同じだが、まだ「深センよりはまし」と勝手に判断した。ということで、広州に日帰りで行くことも計画に追加した。彼女？ もう覚悟を決めてるようだ。 広州といえば、広東省の省都で、広東料理で言われるように「食は広州にあり」であまりにも有名だ。香港九龍〜広州までは「九広鉄路」も利用できる。 そして、マカオからは歩いていける中国珠海にも行ってみたい。 |
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| 自分で取れる中国のビザ 中国に行くには、観光でもビザが必要だ。私は今までビザなんて取ったことがないが、何事も経験。中国大使館に電話してみる。必要なものはパスポート、写真、そして３０００円とのこと。ガイドブックには「招待？状」といって、中国にいる人が書いてくれる招待状みたいなものが必要とあったが、今回の問い合わせでは案内されなかった。招待状が不要とあれば、個人でも取得できる。代理店に代行してもらうと、取得は楽だけど手数料が１人８０００円〜１万円もかかってしまう。 午前中、会社を休んで東京・赤坂の中国大使館に出向く。この日は同じような人々で混雑していた。私たちは代行の手数料をケチった代償として、様々な苦労を強いられた。まず、ビザの申請書が置いてない。まずこれで私たちを不安がらせる。申請書を大混雑の窓口にむりやりもらいに行って、次の壁は記入の仕方だ。ここには「記入の手本」なるものがいっさい置いてない。不慣れな中文と英文の項目だけを見てどうにか必要事項を埋めていった。そして、申請書の提出。かなり並んだような気がする。でも、ここでイライラしてはいけないと勘ぐった。なにせ、ここはサービス業ではないんだから。窓口の女性は中国人で、愛想は良くない。だがこれも元々中国人は愛想が良くないらしいと聞いているので、別になんともない。 訪問先を書く欄があったが、ここには「珠海市」と入れておいた。本当はまだ決まっていないのだが。 ビザの種類はいろいろあるそうで、本当はマルチビザを取得したかったのだが、今回は１回ビザしか受け付けてくれなかった。これでは最初に広州に行かなければならない。広州までは、現地で即時ビザがおりないのだ。 ビザの受け取りは覚えていないが、１週間後だっただろうか。受領は２人分まとめて妻に任せた。 ［管理者後述：平成１２年現在、日本において個人での中国ビザ取得はできなくなっております。旅行代理店を通して取得するようになります。］ |
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| 苦労の九広鉄路乗車券 広州に行くには列車の手配が必要だ。バスでも行けるそうだが、それよりも直通列車で行ってみたい。東京−香港の航空券を買った旅行代理店に九広鉄路の手配はできるか聞いてみたら、その代理店は香港に支店があって実費＋手数料（２人で６０００円）で可能という。どうも中国の列車は混んでいるらしく、現地での手配は「満席」が予想されるので、仕方がないが日本で手配してもらうことにした。 ところが、２〜３週間前の段階で「時刻が決定していないので、手配できる状態ではないんです」と言われた。中国って、いつもそうなの？と思っていたが、その後の代理店の案内で、「私たちが行く日からダイヤ改正がされる」らしい。しかも、その日から九広鉄路の到着は広州駅ではなく、すべての列車が一つ手前の広州東駅になるとのことだ。広州東駅はどこにあるかわからないし、そんな状況では困った。でも、それでも行きたい。 結局、手配が確認できたのは旅行の数日前。広州は日帰りだからいいけれど。乗車券の受け取りは、香港で利用するホテル「ホリデイ・イン」まで届けてくれることになった。 |
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