返還前の香港・広州・マカオ
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| 美しき香港カーブ 初日。その日は東京駅の地下ホームで待ち合わせをして、成田エクスプレスで空港へ向かった。彼女同伴といっても婚約中で、互いの両親もこの旅行のことは知っているので実に堂々としたものだ。 今日もノースウエスト（ＮＷ）便なので、夕方発夜着の便となる。ＮＷ夕方便だと、出発日は会社を１日中休まなくても済むし、着陸時の景色が実にきれいなので、なかなか好きだ。それに、今回は空港が街のど真ん中にありすぎて困ってしまうほどの香港啓徳空港。どんな景色が眺められるか。 幸いに、チェックイン時に窓側をリクエストしたら希望が叶った。Ｊ・Ｋ席で、向かって右側だ。 私たちの席の隣にいるドイツ人が、飛行機から見える香港の景色についていろいろ教えてくれた。「昼の便は陸側から着陸し、夜の便はたいてい海側から着陸する」らしい。そうなるとこのＮＷ便は海側からの着陸で、ちょっと迫力に欠けるかも。 彼は某有名機械メーカーの営業とやらで、日本−香港を何往復もしているらしい。日本語はもとより、広東語もできるすごい方だ。 香港に近づくと、右側に海からの香港のビル群が見える。「ああ、やはり海側着陸か」と思ったら、ビル群を通り過ぎてしまった。そして、嬉しいことに陸側からのアプローチとなったのだ。夜間の陸側着陸は、それはもう大迫力！ 隣のドイツ人も「今日は陸からだね」と半ば驚いた様子だった。 そんな空港も平成１０年には新空港へ移行。ちょっと残念な気もする。 |
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| 尖沙咀までなにで行こう？ 香港に２２時半ごろ到着。空港からどうやってホテルに行くか、特に考えていない。空港前でうろうろしてると、「ＴＡＸＩ？」と呼び止められた。行ってみるとそこには高級タクシーが。値段は忘れたが、日本円に換算して２〜３０００円くらいだったと思う。それはちょっと高い。 ちょっと歩くと、バス乗り場があった。夜遅い到着というのに、まだ尖沙咀まで行くバスは運行しているらしい。早速切符売り場で券を買い、乗り込んでみる。こちらは約１７０円と、安い。 しかし、初めての土地での空港バスは、降りる所がわかりづらい。ず〜っとガイドブックの地図片手に、だ。こういうとき、地図メーカーのガイドブックは助かる。 あらかじめ尖沙咀までのバス停の数を数えておき、尖沙咀らしきところで適当に降りてみた。ここはネイザンロードといって、ホリデイインが面している。適当に南北に歩き、どうにかホテルにたどり着いた。 |
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| ホリデイイン・ゴールデンマイル ホリデイイン・ゴールデンマイルは、ただいま外装の改装中で建物全体が足場＆ビニールで覆われており、外観は全くわからない。知ってたけど。ここには４泊お世話になる。 妻はアメリカで大いに経験済みなのだが、私は高級チェーンホテル（当時はホリデイインをそう思っていた！）になど泊まったことがない。日本に居ながら電話で簡単に予約ができるし、キャンセルも当日夕方までにすればノーチャージ。今まで安旅館ばかりだったので、なにもかも感動。はじめはみんな、そうだったんだよなぁ、きっと。 チェックインしてみると、「今日は部屋をアップグレードさせていただきます（英語）」とのことだった。ホリデイインの会員制度「プライオリティクラブ」になっているので、こういった特典がある。なんと太っ腹！（注：それ以降平成１０年５月までに計４回利用したがアップグレードは全然無し） 次に、広州行きの切符を預かっていてくれていたのでありがたく受け取る。大型ホテルならではの安心？ 私たちのアップグレードされた部屋は最上階。きっと設備も違うのだろう。ただ一つ、エレベータの真横だったのでエレベータの音が騒がしかったが。 |
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