行き先不明のミステリー企画・ホーチミン
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| 行き先不明のミステリーツアー 「ミステリーツアー」という旅行の企画、よく聞きません？ 参加者には行き先を告げず、当日行ってみて初めて目的地が分かる、というおもしろ企画。このツアー企画、元々国鉄線での臨時列車の旅で実施されていたが、最近は航空便でも、日本エアシステム便を使ってのミステリーツアーが実施されてきている。 だけど、いずれも目的地は国内。旅行会社側としては国内でとどめるのが当然で、海外でこんな企画がされているのは聞いたことがない。さすがにできないでしょ。ならば、「これを個人的にやってみるとどうか？」。 妻に聞いてみると「面白そうじゃない？やっていいよ」という、意外と乗り気な返事が！ 「うーん、やっちゃおうかな？」 てなことで企画するのは旦那、行き先を知らされないで旅行するのは妻、ということで我が家のミステリーツアーをやってみることにした。しっかし、ウチの妻も度胸あるよなー。 「行き先はどこ？ビーチ？」 だ・か・ら、行き先はミステリーなんだってば。 企画するのはいいけれど、まず、同居人である妻に行き先をいっさい知られない方法はあるのか？ そこで、妻に対して「知り得るであろう行動、情報は一切シャットアウト」とお願いした。郵便受は見ない、メールの受信はしない、パスポートと航空券などを入れる引き出しには近づかない･･･。これだけでもほとんどの情報は知られないで済む。 注意しなければならないのが、予約確認のための電話が、航空会社とか旅行会社などから自宅に掛かってきてしまう場合である。なので、予約する際は「何かあった場合は自宅ではなくて携帯に電話してください」と念を押すことである。だけどあまり念を押してしまうと「不倫旅行なんじゃないか？？？」って勘ぐられてしまう恐れも･･･。 そういえば以前、クリスマスに横浜のホテルを予約し、妻には当日まで知らせないでびっくりさせようと思ってたんだけど、予約確認の電話が自宅に掛かってきてしまい、妻が出てしまった。私に代わって予約確認をうけるも、言動がアウアウ状態。何の電話かは何とかバレずに済んだけど、電話の向こうでは「絶対不倫旅行だっ！」って思われたんだろうなー。浮気っ気のある人は要注意！？ |
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| 行き先考 当然、行き先は企画者である旦那（私）が決める。航空券の手配方法は「１人２万マイル分の無料航空券で」と決めているので、行き先はアジア内となる。これくらいは判明してもいいでしょ。 あと、行ったことのある都市より、行ったことのない都市の方が、企画する方としては面白いかな。その分、不慣れな土地を全部自分で案内できるように努めなければならないけど。１人で悩まなきゃなので、大変だなーこりゃ。行ったことなくて、自信を持って案内できる場所って、どこがあるだろう？ そんなことで候補に挙げたのは、大体こんな感じ。それと、候補地について手配しやすさ、面白さなどを検討してみた。
いくつか挙げては検討したけど、やっぱホーチミンかなー？ 最近女性に人気で、情報誌もそろっているし、ビザ取得っていう点を除けば、割とたやすく行けそう。ベトナムならば、行き先として首都ハノイ、商業都市ホーチミン、観光都市フエあたりが考えられるんだけど、まー、ホーチミンがいいのかなー。街並みが特徴的だし、一般的（特に女性）にはホーチミンが一番人気だし。商業的に大きい街の方が僕としてもいい。 行き先が決まれば即予約！ ＮＷ予約課に電話して、無料航空券で予約、発券した。ホーチミンまでは、無料航空券だとマレーシア航空（ＭＨ）が利用できる。 ここで面白いのが、行きだけ 「Tokyo(NW)Singapore(MH)KualaLumpur(MH)HoChiMinh」 としたこと。通常なら、単純に 「Tokyo(MH)KualaLumpur(MH)HoChiMinh」 とするところだろうが、東京発ＭＨ便は午前発なのに、ホーチミンには同日着ができない。ならば、東京発を夕方のＮＷ便にすれば午前中だけ会社に出勤できるし、ホーチミン到着時間は不変。１回シンガポールで余計な乗り継ぎ（しかも深夜着）があるけど、安いチャンギ空港内のトランジットホテルを利用すればいいや。 あと、企画側として「ホーチミンなのにシンガポール＆クアラルンプール経由」って、全く想像もつかなそうで面白いでしょ？ うーん、巧みだ…。 |
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| ベトナムビザ取得 ビザの取得は、極秘に敢行！ 「パスポートには近づくな」と言っておいて、こっそり２人のパスポートを持ち出し、ベトナム大使館へ。 ビザの申請書は、ベトナム大使館の日本語ホームページから印刷できるので、たった１回足を運ぶだけでいい。それに即日交付だし。個人取得の場合、ベトナムのはかなーり取得しやすい部類に入るんじゃないのかな？ 「申請で、写真はどうするの？」ってことだけど、実は事前に「旅先でパスポートなくしたら大変だから、今回から予備の写真撮っておこーねー」って言って、スピード証明写真で撮ってきてもらい、それを僕が預かった。ひょっとしたら「行き先はビザありの国か？」って勘ぐられそうだけど、まあご想像の範囲と言うことで。 東京の大使館は、小田急線代々木上原駅から徒歩。大使館のＷｅｂにあった案内図だと、ちょっと迷うかもしれない。私もそうだが、他にも分からなくて駅前で工事している警備員に聞いていたり（その人の手には私と同じ地図が！）する人も見かけた。 大使館では、必要書類とパスポートを窓口に提出すると、順番が早ければ５分、１０分のレベルで発給される。ビザはシール式、なのに必要事項は印字ではなくボールペン手書き。シールである必要って？？？ しかも修正液でパスポート番号をなおした形跡あり。ＵＡＥの時もいい加減だったが、今回もアバウトであった。何だかビザが形骸化してない？ （・・・と書いたら、H16.1.1より日本人観光客のビザは免除になりました/H16.1.13追記） |
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| 荷物の準備どうする？ 荷物の準備は妻の仕事。で、「今回、旅行には何を持っていけばいいの？水着は？ビーチサンダルは？日焼け止めは？」 おーそうか、ミステリーツアーなのに、荷物を準備する時点でどういうところに行くのか分かっちゃうのか！ 自分で準備してもいいんだけど、奴の着替えも考えるのは辛いので、「砂浜には行かないよ、だけど熱いところだからプールの準備はしといて」とだけ言っておいた。３日前に。（準備する方の身にもなってみろ！って？） |
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| 準備完了 さて、航空券は密かに郵便受けに届いていた。ホテルは１件をこっそりメールして予約、もう１件をこっそり電話して確認書はメールでお願いした。ビザも取ったし、荷物の準備も終わった。 あとは行くだけ。 |
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