行き先不明のミステリー企画・ホーチミン
|
|||||||||||||||||||||
| いよいよ帰国 １１月４日。今日、ホーチミンを離れる日である。 フライト（ＫＬ行きＭＨ７５１便）は１６時１５分なので、午前中は市内をブラブラして、サイゴンスクエアというショッピング施設に行ってみる。このあと、妻の雑貨探しに付き合い、いやしくも午前中にカフェと昼食をこなし、またホテルに戻ってチェックアウトの手続きをした。 |
|||||||||||||||||||||
| 空港行きタクシー クラブフロア１８階でチェックアウト。さて、空港までの足だが、行きは１５米ドルでホテルの送迎を頼んだ。帰りは、何度か一般タクシーを利用して慣れたことだし、空港までも一般タクシーで行くことにした。 ガイドブックまたはホテルの人に聞くと、空港までは約５米ドルとのこと。実際にはメータを使い、５万ドン（約3.5米ドル）だった。でもまあ荷物も持ってもらったし、tippingも含めて５ドル渡しておいた。 なお所要時間３０分弱で、道路は若干混雑していた。 |
|||||||||||||||||||||
| ちょっと分かりづらい出国 タクシーを降りて空港建物に入るところで、まず係員がいるので航空券を見せて中に入る。モニターでカウンタのアルファベットを確認し、マレーシア航空のカウンターへ。 これからはＫＬ経由で東京成田に帰ることになるが、荷物だけは成田までチェックインでき、搭乗券はＫＬまで発券された。再びＫＬで成田行きの搭乗手続きが必要なようだ。 今回はビジネスクラス（Ｃクラス）利用。Ｃクラス専用のカウンタで（あると思わなかった！）チェックインし、搭乗券とＣクラス利用者のラウンジ券が渡された（ラウンジもあると思わなかった！）。 「出国はどこ？」と聞くと、後方（係員にとっては前方）を指さし、「階段を上に」。上に行く手前に、また何やらカウンタがあって、係員が座っている。 「もしやここがイミグレーション？ずいぶん簡素だなー」 「え？いま、ここを逆行している人がいたよ」 かなり信じがたいけど、「パスポートと出国カードを」と言われたので、提出する。で、黄色い出国カードにスタンプをポン。しかしパスポートには押されない。 「パスポートにスタンプ要らないの？」 「要りません」 何だかなー、と思い、直後の荷物検査を通過し（身体の金属探知検査はなし！このご時世に大丈夫なの？）、エスカレータで２階へ昇ると、広々とした出国審査場が･･･。 ここで、１階で空港税を支払ったときのチケットを渡す。ここでも支払いはできるみたいだった。空港税は１２米ドル。 ここで本当に出国審査完了。出国印＆ビザ使用済み印も無事に押された。 搭乗エリアには、免税店とみやげ物屋が何軒かあった。でも品物の全てが米ドル表示（ドンも使えると思う）。そんでもって、今手持ちのドンは１万２５００ドン（約１００円）。きれいさっぱり調整しすぎて、「残ったドンでお買い物」の必要がなくなっちゃった。妻がっかり。 １００円足らずじゃ両替してもらえそうにないし（一応両替ブースはあった）、飲み物買うにもラウンジ内は飲み物無料だし、残ったドンは寄付でもしよう。 |
|||||||||||||||||||||
| ファースト・ビジネスクラスラウンジ 搭乗時間までラウンジで過ごす。ここのラウンジは空港直営のようで、ベトナム航空だろうとマレーシア航空だろうと共通のラウンジスペースとなっている。 入口は最初から禁煙、喫煙を部屋で分け、完全分煙となっている。室内はくたびれ気味の革張りシートとテーブル。それほど広くなく、禁煙側はフライト１時間前にはほぼ席が埋まってしまった。 とまあラウンジとしてはＢ級かな？ と思いきや、飲食系はかなりの選択幅がある。飲み物は、各種ジュースはもちろん、牛乳はノーマル、甘め、イチゴ味、ヨーグルト風味とか数種類あるし、アルコール系は数種類のビール、リキュールなどなど･･･。食べ物はお菓子（かなり種類があった）、果物（言えば皮を剥いてくれる）からホットミールまで、この品揃えはフラッグキャリア運営の大空港並み？？？ ミールはスパゲッティとか焼きそばとか、他の客がいろいろ頼んでいる。私はマンゴーを２つに割ってもらい、スプーンで頂いた。これが美味しいのなんの。 このラウンジ、見た目は確かにボロいけど、内容はグー。見た目で判断しちゃいけないねぇ。 |
|||||||||||||||||||||
| ＭＨ７５１便ＫＬ行き ＫＬ行きＭＨ７５１便はほぼ定刻に離陸した模様。離陸してすぐ右手にホーチミン市中心部の高層ビルが見える。しかし空から見ると、高い建物は限られた広さでしかなかった。 それと、サイゴン川がかなりうねっているのが印象的。 今回の座席は一番前。Ｃクラスだというのに足が前の壁につかえてしまい、足が伸ばせなかった。 ビジネスクラスの機内食は３種類から選べた。 私は「カレーwithマンゴー」で、カレーは美味しいが、マンゴは素のまま出会いたかった･･･。妻は「ビーフ」で、味はまあまあ。もしや、行きのＭＨ７５０便のエコノミーミールの方が美味しかったかな？ でも、さすがＣクラス、ガーリックトーストとストロベリームースケーキは非常に美味しかった。 食事が終わり、ボケボケしてると眼下に陸地が見え、まもなく高度が下がってＫＬＩＡに着陸した。 |
|||||||||||||||||||||
| ＫＬＩＡゴールデンクラブラウンジ ＫＬでは乗り継ぎ時間が約４時間。行きはエコノミークラス（Ｙクラス）なので時間を持て余してしまったが、帰りはＣクラス利用なのでマレーシア航空の専用ラウンジが利用できる。帰りの東京行きは深夜２３時半にＫＬを発ち、翌朝７時頃に成田着、そのまま午後から仕事･･･という少し疲れるスケジュールをこなすつもりなので、ラウンジでシャワーを浴びることができ、ビジネスクラス席でゆっくり寝ていけるというのがいい。 ＫＬ到着後、早速ラウンジへ行き、シャワーを借りる。シャワー設備はラウンジの奥にあり、入口には番頭さん？らしき受付がある。「シャワーを･･･」と言うと、バスタオルやシャンプー、石けん、さらに櫛や歯ブラシまで次々に渡されるので、思わず「シャワー、値段いくらですか？」と聞いてしまった。すると係員当然のような顔して「free」。 受付で荷物を預けてもらって、いよいよシャワー。小道具は着替え以外ほぼ全てここで揃うので、思い立ったときでも利用できそう。 シャワーの他にもサウナ（無料）や全身or足マッサージ（有料）のサービスもある。 シャワー浴びても時間があるので、持参してきたパソコンでもすることに。電源はあちこちにあり、テーブルごとにありつける。コンセントの形状はＢＦタイプで、変換アダプタをビジネスセンターから借りることができた。貸し出しは無料だが、搭乗券と引き替えとなる。 返却するとき係員がいなくて、「ほんとに搭乗券返してくれるのか？」って心配になっちゃったけど。 夜食としてちょこっと軽食をつまんで、ラウンジをあとにした。 今回のように、片道５０００マイルの追加でＣクラスに乗れて、ＫＬＩＡのような立派なラウンジで時間が潰せるのだから、安いもんだなーと思う。 |
|
||||||||||||||||||||
| ＭＨ８８便東京行き 最後の締めくくりはＭＨ８８便東京行きのビジネスクラス。機材はＢ７７７型機で最新鋭機である。 まあ結論を言うと、座り心地や寝心地はＮＷのワールドビジネスクラスのほうがいい気がする。何でか？ひとつひとつ詳しい分析はできないけど、そう思った。 夜行便なのでＣクラスでも軽めの機内食が給され、さっさと寝るとあっという間に日本領域内に入っていた。なので、この便の感想は特にない･･･。 |
|||||||||||||||||||||
| あとがき 帰国してからベトナムを振り返ると、「高値をふっかけてくる商人が多くて気が疲れる」という印象が強かった。でも、慣れればどうってことなく感じるんだし、それよりもホーチミンの魅力に取りつかれちゃっている。 何より食べ物がおいしい。何度も食べたフォー、各店工夫を凝らしているアイスクリーム、ゆっくり優雅に味わうのが似合うベトナム式コーヒー･･･。 あと、のんびり過ごせた高級ホテル。滞在コスト（食事含む）と市民との経済格差を考えるとやりきれなくなる気持にもなるんだけど、今度はもっとのんびりと過ごしてみたい。 そんなことを考えると、またまた近いうちに行ってみたい、と思うのである。次行くときは、もっとホテルができているんだろうなー。その時を狙ってみようかな？ 〜おわり〜 |
|||||||||||||||||||||
|
|
|||||||||||||||||||||
