行き先不明のミステリー企画・ホーチミン
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| 飛行機は夕方の便？ さあ、いよいよ出発！ 旦那は午前中会社じゃ。 「で、何時にどこに行けばいいの？」 「え？うーん、じゃあ昼１２時半に横浜駅のホームにいて」 「やっぱＮＷ機の夕方便だね？アジア？」 うーん、カンのいい奴め。だてにＮＷでアジア方面何度も行ってないや。 今の情勢だけど、9.11テロ以降、航空会社も空港も怪しいものを排除すべく、きらきら目を光らせている。恐らくこれから行うどの場面でも「どこに行くのですか？」と聞かれるだろう。だから、今回は目的地まで２回乗り継ぎがあるけど、最悪成田でばれてしまっても仕方ないと思っている。さてさてどこでばれるのやら･･･。 まず第１関門、成田空港鉄道駅。改札出てすぐに検問所があるんだけど、ここでいきなり「どちらへ？」なんて聞かれるのかなー。聞かれたような、聞かれなかったような。 「パスポートを拝見しまーす」「はい」「ありがとうございましたー」 ･･･あっけなく終わった。 次。成田空港では２人で搭乗手続き。本音は代表１人で手続きしたいけど、団体でもないのにそれって怪しい。ここでくだらん冒険をして怪しまれたりしたら、飛行機乗れなくなっちゃう。 ということで、妻にはチェックインカウンターから３歩後ろに下がってもらって、地上職員との会話が聞こえないようにしてもらった。 そしたら、やっぱ言うよね。搭乗券もらう時の復唱。「これがシンガポール行きで、これがクアラルンプールで、これがホーチミン行きとなりますねー」 変な乗り継ぎしてるもんだから、搭乗券は３枚出てくるわ、丁寧に説明されるわ…。 「話、聞こえた？」「ううん、全然」 妻には、空港の騒がしさが幸いして、行き先は聞こえなかったようである。 ちなみに今回、預け荷物はないので、バゲージタグで行き先が判明するようなことはなかった。 ここで搭乗券をこっそり見てみると、１８時３０分発のはずが１７時５０分発と印字されている。いくら定時離陸を目指すっていっても、こりゃーやりすぎでは？？？ うちはいつも早めに空港に来るから、かえってその方がいいんだけど。 次、日本国の出国審査。ここではパスポートの他に、搭乗券も見せなければならない。妻にはパスポートに搭乗券を挟み込み、「そのまま係員に出せ」と言っておいた。特に行き先は聞かれなかったみたいだ。ここで行き先を聞かれるってことはほとんどない、と思ってるし。 出国したら、いよいよ搭乗エリアへ。 「どっち歩くの？右？左？」「えーと、こっち」 と、左側に歩き始めた。左側は、夕方は主にＮＷが駐機している。このあたりでどこの航空会社だか何となくわかったみたい。 出発ゲートは２８Ｅで、バスで搭乗するエリアだった。ゲート２８はＡからＥまであって、この時間はＮＷとＵＡの寡占状態。そんでもって特にＮＷが多い。もうここで妻はＮＷと確信したようだ。 これから乗るシンガポール行きＮＷ１９便、ではなくって、その隣の搭乗口の椅子に座り、搭乗案内を待つ。 そんで、いよいよ搭乗開始。搭乗口の頭上には、誰でもはっきりと分かるように（当たり前だ）「Singapore」の表示があった。ここで１機目の行き先がばれた。 妻は早速、目的地の予想を立てる。「ビンタン島？スタークルーズ？」「さあ、どこだろうねー」 搭乗用バスで沖合に駐機している飛行機まで向かう。んが、とあるＮＷ機の前に止まり、乗客を降ろそうとしたところ再び発進、大きくＵターンをしてシンガポール行きのＮＷ機の横に付けた。危なく違うＮＷ機に乗せられるところだった？？？ これじゃほんとに正真正銘のミステリーツアーになっちゃうよ。 |
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| ＮＷ１９便シンガポール行き 出発時間の予定が１８時３０分なのに対して、当日の案内表示は１７時５０分。かなり早まっている。 ＮＷ１９便はいつもより空いている感じがした。今日は木曜とはいえ、連休が絡むってのに･･･。エコノミー席だと、真ん中の２〜３席使って横になれるくらいの空き具合だった。 機内食は、「chicken or fish?」だった。チキンは中華風焼きそばで、おいしい。フィッシュは白身魚＆ご飯が一緒のトレイで、これまた中華風の味付け。 最近はＮＷのエコノミーでも味が良くなってきていると思う。今日みたいに中華風だと、大体おいしくなるけどね。飾り付けは機能的というか、他社と比べてかなり素っ気ないが、中身はちゃんとしているって感じ。 ケーキは、スポンジにリキュールが含んでいて、私は好きだけど妻が苦手な様子。「だったらちょうだいよ！」っていいたいけど、それは叶わないみたい･･･。 飯食べたら、あとはヒマ。機内誌でも見るかな？っと思ったら、今回は日本語の機内誌が自分にところにも隣にもなかった。入替時期なのか、それもとコスト削減でやめたのか？？？（H15.4に再度ＮＷ機に乗った時にはちゃんとありました） 「前回乗ったコンチネンタル便（Ｂ７７７型機のこと）よりもシートちょっぴり広くなあい？」と妻がいう。そう言われてみれば、そんな気がする。何となくだけど。 妻は機内映画のスパイダーマンを見て喜んでたけど、私は寝るだけ。子連れが少ないせいもあるけど、機内はかなり静か。おかげさまでいつもよりよく寝られたよ。 |
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| アンバサダー・トランジットホテル 日付が変わって１１月１日深夜０時４０分頃、シンガポール・チャンギ国際空港到着。ＮＷ便は第１ターミナルで、明日の乗り継ぎは第２ターミナルなので、スカイトレインで移動する。 スカイトレインの乗り場には私たち以外だーれもいない。運転時間は深夜１時３０分までと書いてあるので待っていても、なかなか来ない。 しばらくして妻が「このボタン、なーに？」と気づいた。どうやらスカイトレインを呼ぶためのボタンらしい。押すと赤ランプがつき、やがて無人のトレインがやってきた。昼間はこういうエレベータみたいな運転じゃないと思うんだけど、深夜だけセルフ運転なのだろうか。 ちなみに「深夜１時半以降はターミナル間の移動はできないのか？」というとそうではなく、ちゃんと歩いてたどり着ける。動く歩道もあったような。 第２ターミナル内をしばらく歩いて、エスカレータでひとつ上がってトランジットホテルへ。 チェックインは午前１時。レセプションで次のフライトを告げると、「６時３０分にwake up callしますね」と言ってくれた。実際、翌朝には６時３０分と７時００分の２度、電話が鳴った。二度寝防止ってことかな？ 部屋は３０２号室。フロントに一番近い部屋だ。 窓がないので、陽が昇っても気づかないのが自分にとって嫌なことだが（寝坊しそうなので）、まあトランジットだし我慢はできる。 深夜１時半頃に買い物から戻ってきたら、日本の人が「部屋、空いていないんだって」という会話をしているのが聞こえた。空いていれば飛び込み利用は可能、とさっきレセプションで聞いたが、この時間だと予約なしでの利用は絶望的と思う。 さあ寝よう！と思った頃、なんと廊下で掃除が始まった･･･。掃除機の音がもろ聞こえ。早朝３時前なのに･･･。そういうものなんだろうね、トランジットホテルって。 翌朝。チェックアウトは７時３０分を回っており、ここの「６時間ごと料金」のシステムでいうと３０分もオーバーしたのだが、「エクストラチャージはいいですよ」と言ってくれた。ありがたや…。 さあ、朝食！ |
 ▲トランジットホテルの室内 |
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