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CO便フリートラベルで行くのんびりケアンズ(H11.-7.14〜20)

もくじ・資料1.2.3.グアム入国大作戦4.5.6.7.8.9.10.11.


グアム入国大作戦
 グアムには定刻着。
 次の便の乗り継ぎまで約2時間あるので、気晴らしに出国してみたいという考えを前から思っていた。出発前までにいくつかの機関から「乗り継ぎで出国できるか?」をさりげなく聞いていたので、以下にまとめてみると、
NW東京カウンター「税金1人6米ドルを払えばできます」
CO予約電話「できますが、その時は預け荷物をいったんグアムで降ろすようにカウンターで言って下さい(と言ったと思う)」
・名古屋空港チェックインカウンター(全日空が委託)「できません」
 どれも的を射ない答え。まあ、いいや。とりあえず発券時、航空券にグアム入国税は含めないでグアム入国を試してみようと思う。入国税は請求されたら納めればいいや。でも、どのように?

 一応、入国時に入国税を請求されてもすぐに納められるように、米ドル通貨は用意しておいた。でも結局、入国前のターミナルに両替場所があった。
 米国の緑色したEDカードの滞在先欄に「TRANSIT」と書いて、入国を試みる。

入国官「トランジットかい? どこ行くの?」
私「ケアンズ」
入国官「.....」
(と、入国印をパスポートに押す)
  
 お?無事通過! もし「何しに入国するの」などとと言われたらなんて答えよう、「外の空気を吸いに来た」とでも答えようかな?とビクビクしていたので、無事に済んでよかった。
 入国審査で航空券を提示することはなかった。考えてみれば、使用済みの航空券を提示するのはあまり考えられないので、「入国税が支払われているのか」なんて判りっこない(航空券にはTAXの支払い内訳が印字される)。でも、これって脱税?

 あと、聞かれたことと言えば、

「You speak English?」
「名前は?」
「バースデーはいつ?」

だけ。誕生日なんて聞いてどうするのだろう。向こうは我々の口を開かせるため、適当なことを聞いているんだね。誕生日と言っても、英語で西暦となるとなかなか出てこないなぁ。

 こうやって無事、グアムに入国できた。だからといって、どうってことはない。何せ、乗り継ぎ時間は2時間ちょっきりしかないのだから。外に出て太陽を浴びたといっても、時間的にみて駐車場を歩けるだけで、街など行けはしない。
 入国後の建物内には、カフェも免税店もない。そりゃそうだ、普通は到着したら目的地に一直線なんだから。私たちは駐車場なんかをブラブラして、ほんの15分で再出国した。乗り継ぎ時間を過ごすなら、出国しない方が免税店やカフェがあって有意義に過ごせる。


ホエホエなボーイング727
 CO992便グアム発ケアンズ行き。この便も搭乗率が高いようだった。80%前後かな。大半は日本人。待合いロビーで待っている人は少なかったので、ちょっと意外だった。使用機材が百数人乗りのB727だからかもしれない。

 ところでこのB727、噂には聞いていたが相当古い機材だ。エコノミーだと、音楽配信サービスのイヤホンはおろか、映画上映のスクリーンすら無かった。唯一のエンターテイメント系の設備といったら、読書灯のみ。これで往復9時間を過ごすのは、ちょっとつらいかも(でも大半を寝て過ごしたから今回は大丈夫)。
 シートも例に漏れず、かなり座り心地が悪い。背もたれがなんだか当たっているようだ。バネが凸凹しているのだろうか。

 しかし、このB727が引退するのは時間の問題(COは特に引退が早そう)なので、今のうちに乗っておくのもいいかもしれない。それに、B727の外観はすてきだよ。


ケアンズ到着
 「ケアンズ到着」のアナウンスがあったので、下界を覗いてみる。現地時間は23時。眺めと言えば、交差点、ロータリー以外は街灯がなく、街全体に光が少ない。着陸寸前に見える香港やソウルのような派手な夜景を!とまではいかなくても、これではあまりにも淋しすぎる...。昼に着陸すれば、海岸か綺麗なんだろうけど。

 ケアンズの空港は内装がトロピカル調でよろしい。妻が気に入っていた。

 こんな時間でも当然空港内銀行は営業している。なんでもキャンペーン中らしく、日本語で「5万円以上両替された方には特別プレゼントを進呈」と張り紙があったので、つられて5万円を両替してみた。しかし何にもくれなかったので、妻が「プレゼントは?」と問うと、窓口女史が「oh...」と言いながらくれたのは、コアラのクリップ1個だけ。よく見かけるちっちゃいやつね。
 交換レートは1豪ドル87.89円。ちなみに他のレートはどうかというと、名古屋空港の三菱銀行で81.96円、翌日確認したトーマスクック両替所で88.1262円、名前忘れた街の両替商で90.52円だった。名古屋空港がいやに得なのだが、メモの写し間違えなのだろうか、それとも移動中にレートが大幅に変動してしまったのか、はたまた本当にその通りなのか、ちょっと自信がない。

 こんな夜遅く(23時過ぎ)では、すでに空港バスは死んでいるので、タクシーでホテルに向かう。

私たち「To Holiday Innっ!」
運転手「Okay!!!(と元気よく)」
  
 結構フレンドリーなお方だ。
 この運転手、途中ウラ道を使っているようで、なにやら怪しい道が心配だったが、無事到着(当然だ)。料金は、ガイドブックから判断して豪12ドルと考えていたが、9.7豪ドルで着いてしまった。チップも各種追加料金もないので、結構使いやすい。

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