マレー半島縦断＆ペナンでリゾート
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| 困ったときのカード会社利用法〜病気になったらどうする？ ４日目のプール。水深２メートルもある箇所の水底を泳いでいると、耳が痛い。「２メートルでもこんなに耳が痛くなるんだ」などと感心していたが、プールからあがってもまだちょっと痛い。その後はちょっと違和感があったぐらいだったが、就寝時には痛くて寝ていられなかった。もしや中耳炎？外耳炎？ 痛みは治まらないし、明日は早朝から列車でマレー半島南半分を縦断することになっている。こういうことはしたくなかったが、医者にかかろうと思う。 今加入しているＮＷシティバンクのクレジットカードには、詳しいことはよく分からないが旅行傷害保険が付帯されている。カード大の各種サービス及び電話番号案内を持ってきていたので、フリーダイヤルで傷害保険緊急デスクに電話してみた。２４時間受付、コレクトコール可なので助かる。 電話に出たのは某保険会社だった。直接かかるらしい。しかし、この保険会社は今年からシティカードとの契約が終わったらしい。案内番号が古かったのだ。 「確か、シティさんは今年から○○保険会社と契約していると思いますよ」と、親切に教えてくれた。電話番号も教わったので早速かけてみよう。助かった。 改めて○○保険会社に電話。これからどうすべきか案内された。 必要書類は、医者の診断書と領収書。交通費も支給してくれるので、その領収書も戴かなければ。 次に、自分の症状を告げて、病院の案内をしてもらう。今回は耳が痛いので耳鼻科だと思う。耳の先生のいる２４時間ＯＫの病院を教わった。ペナンには、このホテルのある界隈、バツーフェリンギにもある。これは助かる。そのほか、クアラルンプールとシンガポールの病院も調べてくれた。 これらの病院はなんと、クレジットカード払いができるという。日本で、こんなの聞いたことがないなぁ。さすがにクレジット会社が提供するサービスだ。 |
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| 町のお医者さん 下に降り、フロントに行くと、１人だけ係員がいた。「耳が痛い」といいながら、さっき教えてもらったバツーフェリンギの病院名、住所、電話番号を書いたメモをフロント氏に見せた。 それを見たフロント氏が言った。「そこは大きすぎて、耳の先生が今いるかどうかは分からない。それよりも、いい医者を知っている。２４時間診療可だし、イギリスから来た先生だ」。 確かに、地元の医者についてはカード会社の情報より、フロント氏の言うことの方が頼りになりそうな気がする。この際、彼にお願いしよう。 「タクシーで１５分、５０リンギットかかるよ」とのことだったが、もはや私たちはそういうことを気にしちゃいない。早速、タクシーを呼んでもらった。 いくらタクシー運転手氏が慎重に運転してくれても、多少の揺れでも痛さが耳に響く。つらい。「１５分」とは言ったものの、相当に時間が長く感じられた。 医院に到着。建物はどこに出もある開業医の規模で、ちょっと古くさいが看板には「２４ｈ」と書いてある。実に気の利いた医院だ。 マレー人の若い受付氏に案内されながら、先生に見てもらう。先生は「イギリスから来た」割にはマレー系の方で、ひょっとしたら「イギリスに留学」だったのかもしれない。 まず、診察前に英語で「アレルギーがあるかどうか」「薬はなんでも受け付けるか」などを聞かれた。これは妻のつたない英語力のおかげで何とか聞き取れ、「ない」と答えることができた。患者が女性だったら、「妊娠しているかどうか」も聞かれるかもしれない。「薬は何でもよいか」っていわれても、毒薬劇薬はいやよ。 そして、診察。耳に変な器具を入れられながら見てもらったのに、私たちの英語力不足のため、病状は「炎症、腫れ」としか分からなかった。日本に帰ったら、もう一度耳鼻科に行ってみようと思う。 受付で、さっきの若い氏から薬をもらった。 耳の穴にドロップする液体の薬。けっこうしみる。 次に、抗生物質。袋には２カ国語で「ＡＮＴＩＢＩＯＴＩＫ／抗生素」と書いてある。 そして痛み止め。これは４カ国語で表記があったが、中国語の「痛」と書いてあるのしか覚えていない。中国語表記は私たち日本人でも分かる。１日３回（食）、３日分戴いた。 気になる診療代は、７０リンギット、約２５００円だ。一応、カード会社の保険に請求するため、必要書類を揃えたかったが、貰えたのは領収書だけ。診断書も貰いたかったが受付氏に通じない。漢字で「診断書」と書いても「？？？」。彼は中国語での会話はできるのだが、漢字までは分からないらしい。それより問題は、私たちの英語力なのだが。 ようやく通じるも、領収書に薬品名を書き加えたものが「診断書」となって兼用された。必要書類としてはいいのかどうか分からないが、２５００円だし、金銭的にどうと言うことはない。 再びホテルに戻ったら、午前３時を過ぎていた。明日のＫＬ行き特急は８時００分発。最低でも朝５時半にはチェックアウトしたい。そうなると５時起床を強いられ、２時間も寝られない。 とりあえず、薬を．．．と思ったが、今は超空腹。薬を飲むには胃に何か入れなくては。しかし、ルームサービスを頼むにも「耳〜あご」の神経が連動しているらしく、ものを噛むだけで痛くてたまらない。そういえば、さっきの医院の目の前に２４時間営業のセブンイレブンがあって、帰り間際にタクシー氏から「寄ってく？」とすすめられたのだか、うかつにも「行かない」と言ってしまったのだった。今を思えば、セブンイレブンで柔らかいパンでも買っておけば良かった。後悔。 仕方なく、部屋に残っていたポテチを食って、薬を飲んだ。気分的なのか、寝る前は痛みが少し和らいだようだった。 |
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