マレー半島縦断＆ペナンでリゾート
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| ついにゲット！ シンガポール行き２等寝台 観光から、ＫＬ駅に戻ってきた私たち、もう一度チケット窓口に向かう。ここで手に入らなかったら、苦痛の２等座席車決定だ。 恐る恐る「この切符（２等座席券）を、寝台に替えたいだけど」と出してみる。返事は「ノー」。やっぱり無いか．．．。 と、隣の窓口内のおっちゃんが「こっちへ来い」と手招きする。半信半疑で行ってみると、「２等寝台ならあるよ」というではないか！ しかも、同ブロックの上下だ。きっと、たった今キャンセルが出たのだろう、もう寝台券があり、表面が薄汚い。１等個室寝台はなかったが、上出来だ。差額をいくら支払ったは忘れたが、券面には７７．５リンギット（約２８００円）と書いてある。１枚に「２３・２４」と上下段２つの番号が書いてあるので、１枚で２人分だ。 こうやって、しつこいキャンセル待ち作戦が功を奏して、ねらいの寝台券を手中に収めることができた。 |
 ▲２等寝台車の外形  ▲２等寝台車の車内  ★マレー鉄道の寝台車★オットは１階、私は２階で就寝。何しろ日本でも寝台車に乗ったことのない私は、乗る前はすごく嫌だった。 日本のＢ寝台のように４人一組でなく、上の写真のように窓際に１列だーっと並んでいるので、おっかないと言うよりも逆に安心して寝られた。ゴキちゃんがいるということを除いてはね。ちなみにオットが見たゴキちゃんのうちの１匹は、２階にいたのをそーっと１階に行くように追い払ちゃった。ごめんね。 |
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| マレー鉄道シンガポール行き２等寝台車 これから乗るＫＬ発シンガポール行き列車は、２２時３０分発。当初乗る予定だったバタワース発ＫＬ行きの列車は、定刻通りの２１時５０分に着いた模様。この列車でも間に合ったね。でもＫＬ観光できたからいいもん。 なかなか入線しないな、とイライラ。夜行列車なのに出発５分前に入線してきやがった。と〜ぜん、すぐ出発。今乗っている車両の編成すら分からない。ＫＬ駅の案内板には、各列車の編成図が載っていたけど、詳しく見てなかったのが悔やまれる。 ＫＴＭの２等寝台車は、乗車時から２段寝台になっていて、終点までこのままだった。ひょっとして、座席にはできないタイプなのかな？ 車掌はすぐにやってきた。ここでは切符を見せるだけで、パスポートの提示は不要。パスポートは翌朝提示すると思われる。 私たちの車両は地元の人間ばかりのようだったが、隣の車両は欧米人の貸し切り状態。このせいで寝台券が手薄だったのかな。それにしても、隣は遅くまでうるさくて、さながら修学旅行のよう。 寝台車なのに、洗顔と歯磨きは苦労する。２等寝台には洗面台がなく、水モノ系の作業は、すべて便所の手洗いで済ませなければならない。いくら歯磨きだからって、便所の水では汚そう。ミネラルウォーターを幾分買っておいて良かった。コンタクトレンズは外したら最後、駅を降りるまでお預けだ。 衛生面について、もう一つ注文。小指のあたま大のゴキブリちゃん何匹かと一緒に就寝する羽目に。寝る前に気づかなければ良かったなぁ。ホイホイ仕掛けたら、１０匹は軽く捕まえられそう。 |
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| 夜行列車の出入国 ５時４０分、マレーシア最後の駅、ジョホールバル駅に到着し、しばらく停車。６時００分頃だろうか、やがて係員がやってきて、パスポートの提示を求められた。返されたパスポートを見ると、ペナンで押された入国印の隣に、赤ボールペンでチョチョイと今日の日付が書かれている。もしかして、これで出国手続き？ てっきり車内で出国印でも押されるかと思っていた。 ６時４２分シンガポール着。シンガポール駅では、やはりシンガポール側の入国手続きしかなかった。それにしても、プラットホーム上にあるイミグレはすごい行列。ホームの形状は櫛形で、入国手続き位置は櫛に例えると根本付近にあり、私たちの利用した２等寝台はもっとも離れた櫛の先端。写真何ぞを撮っていたら私たちが最後になってしまった。 イミグレの目の前に停車した車両は、やはり個室の１等寝台車。うらやましい。こっちはもう４５分も並んでいるのに、奴らはもう通過しているんだろな。 イミグレのカウンターが少ないのも、通過に時間が掛かる原因のひとつ。マレーシア＆シンガポール国籍用カウンターが２〜３列で、その他の国籍はたった１列。しかも、アメリカ国籍の人間がめちゃくちゃいる。 マレーシア＆シンガポール国籍の人たちが払われると、次はアメリカ国籍とその他の国籍に列が分けられた。ようやく、イミグレ通過。アメリカ人よりは先に入国を果たした。 シンガポール駅にはチップ制の有料トイレがあるので、そこで洗顔、コンタクト装着、歯磨きを済ます。チップ制といっても全然きれいではないが、到着した旅行者たちはみんなここで同じことをしていた。 |
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