北緯78度・24時間真っ暗闇の最北の街―――スヴァールバル諸島
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| ＫＬＭオランダ航空８６２便アムステルダム行き 自分自身にとっては４年ぶりのＫＬＭ。その間、手続きから搭乗に至るまで環境は結構変わっていて、今回は予約・購入からチェックインまですべて自宅のＰＣ。すっかりオンライン化になってる。機材も、前回のＢ７４７−４００型機から新機材のＢ７７７に入れ替わっていた。 チェックインは、自宅のＰＣでやってみた。ＷＥＢ上で手続きを終え、搭乗券をプリントアウトするようになっている。紙には「BOADING PASS」というタイトルと乗客名、ワールドパークスの番号、そして「東京→アムステルダム」と「アムステルダム→オスロ」の目的地が２段書きで印字されていた。これで、同日乗り継ぎのオスロまでチェックインできたことになる。そして、荷物は空港で預けるように、と書いてあった。 12/28出発日当日、成田空港には出発３時間前に到着。余裕を持って出発したため、３時間前はさすがにチェックインカウンターも人まばら、並ばずに荷物を預けることができた。手続きの間、後ろの方では女性のグループさんがスーツケースの荷物を入れ替えては計量し、「あと３キロだよう」と笑いながらまた入れ替えをしている。エコノミーだと預け荷物は２０キロまでで、それ以上を超えるとキロ当たり約５０００円程度の超過料金がかかるが、この状況から察するにＫＬＭではわりと厳密に徴収しているようだ。僕らはどうか？というと、２人で４１キロであった。ドキドキしたけど許容範囲だったのか、何とかお咎めなし。帰りのお土産はセーブしないと！ 前日はあまり寝てなかったので、座ったとたん眠りに入り、気がついたら飲み物のサービスが始まっていた。離陸も気づかないなんて、どれだけ疲れてたんだか･･･。 座席はほぼ埋まっており、満席と言っていいかも。 最初のお昼の機内食は、釜に入ってないけど「鶏釜飯」または「ポークのマスタード＆トマトソース」のどちらか。鶏釜飯は釜に入ってないくせにおいしい。また、ポークもお肉がやわらかくておいしく、また味付けも自分好みだった。 食事後はひたすら睡眠。４時間弱寝て、アイスクリームまたはカップヌードルのサービスが始まったところでまた起きた。夫婦でアイスクリームを頼んだがこれもまたおいしい。 で、しばらくして「モア〜アイスクリーム！」とお変わりも配りにきた。左の廊下で配りに着たので、とりあえず妻だけまたアイスおかわり。自分は右の廊下にきたときにもらおうかな、と思っていたら、とうとう配りにこなかった･･･。単なる在庫処分？ そこからまた寝て、なんだか眠くなくなって目が覚めたら、もうウラル山脈の西側、つまり欧州域内に入っていた。 全座席にモニターが付いているので、ここで妻と対戦ゲームをやってみる。対戦型テトリス、これが結構燃えちゃって、２人ともムキになってやんの。２時間はぶっ通しでやってたかもしれない。これはいい暇つぶし。 着陸前にも機内食が出た。メニューはパスタ＆ポテトサラダ。 そういえば、離陸後の昼食もこの軽食も、なんだか炭水化物ばかり･･･。おいしいんだけどね。 飛行機は、出発は定刻だけど逆風が強いとかで２０分の遅れと言っていた。 |
 ▲KL862便の機内  ▲２度目の食事はランチボックスのよう |
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| アムステルダム・スキポール空港 次のオスロ便出発まで３時間ほどあるので、制限区域外に出て、スキポールプラザというショッピング街をブラブラすることにする。 「Arrival Hall」のとおりに進むと、パスポート・コントロールのブースがあった。この空港は圧倒的に乗り継ぎ客が多いのか、「Arrival＝到着」に進むものは少なく、入国管理官がたった１人で対応していた。 入国審査･･･といっても写真のページすら見ず、ただ入国印が押されておしまい。 スキポールプラザ、歩いてみるとなんだか巨大。「こんなに広かったっけ？？？」 ひょっとしたら、拡張をしたのかもしれない。特に何も買わなかったが、いろんな店を見て歩き、時間を潰せるどころか楽しめた。パリのドゴール空港より、やっぱスキポールの方が楽しい。 |
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| ＫＬＭオランダ航空１１５１便オスロ行き 次の飛行機は、Ｂ７３７−３００型機という小型ジェット機で約２時間のフライト。１２０席ほどの機内はほぼ満席だった。 このときは眠くて眠くてしょうがなく、食事以外覚えていない。着陸してもまだしばらく寝ていたほど。ちなみに食事は軽食のサンドウィッチ。眠気が強く、ほとんど食べられなかった。 |
 ▲オスロで搭乗準備中のKL1151便  ▲NSBのオスロ行きLokalTog |
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| 深夜のオスロ市内入り 定刻２２時３０分着のところ、２２時４５分に到着。オランダとはシェンゲン条約域内なのでノルウェーでの入国審査はなく、預けたスーツケースを受け取って制限区域外に出られたのは２３時００分ごろ。 手元の日本円をノルウェー・クローネに両替したかったが、なんと空港内のどの両替窓口も閉まっており、仕方なくCitibankのキャッシュカードでクローネを引き出す。とりあえず当分凌げる分だけおろすことにしたかったが、定額が下ろせるＡＴＭで最低引き出し額は４００クローネだった。 国際系キャッシュカードがなければ、クレジットカードによるキャッシングとなる。でも、空港売店（こちらは営業していた）は小額でもクレジットカードが使えるし、市内に行く列車は自販機でもクレジットカードが使えるので、あわててクローネを手にしなくていいのかな？と思った。 オスロ中央駅まで列車で行くには、直通特急系のFlytogetと、ＮＳＢ在来線（RegiontogまたはLokaltog）の２通りがある。Flytogetは直達で早いが１人１６０クローネと値が張る。在来線は８６クローネと約半分で、前回も利用したので在来線を利用することにした。 在来線は２３時３８分空港発で最終列車。この時間帯はリレハンメルからやってくる快速系のRegiontogは運転終了のようで、各停のLokaltogだけ。Lokaltog車両はどちらかというと近郊通勤電車という感じだった。治安はちょっと心配だったが、１組が酒盛りしてた以外はいたって平穏。楽しそうにしてるけど、目を合わせないでおこう･･･。 それよりも心配なのはオスロ中央駅からホテルまでの道のり。深夜着を考えて駅前のホテルを選んでみたものの、駅前でやられたらどうしよう？とか不安がよぎる･･･。でもまあ去年も来たところだし、経験で何とか乗り切りたい。 中央駅構内はセキュリティがあちこちに立っていて、治安などは全く心配なかった。では、駅前広場はどうか？ こちらも人まばらだけど、飲み会の帰りとかそんな感じの人が多かった。それよりも、ホテルの入口に迷ってしまった。駅前の道路は工事のため通行止めで、どう横断したらいいんだか分からないし、入口は駅側かと思ってたら違ってて、biskap Gumerus gate通り沿いだった。 |
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| リカ･オスロホテル チェックインのときに予約完了時に受け取ったメールのプリントアウトを渡すと、あとはカードキーを渡されて簡単におしまい。パスポートを見せることもクレジットカードを提示することもなかった。まあ、今回のレートがカード先払いだったせいかもしれない。 北欧のホテルの例にならって、今回も自分でスーツケースを転がして部屋に向かう。このホテルは増築を何度も繰り返しているせいなのか経路が複雑で、部屋にたどり着く前に角を４つも曲がった。そして部屋の扉に掲げてある非常口案内を見てみると、部屋の大きさ、配置、形が見事にバラバラだった。鬼ごっこすれば楽しいんだろうな･･･。 今回は安いレートだけあって、窓の景色は中庭。でも明るいうちに窓の外を眺めるときはないだろうから、景色の善し悪しは全然関係ない。 部屋の形は非常に珍しく、廊下に沿って長細い。限りあるスペースに無理やり部屋を配置したっぽく、それはそれで面白いかも。 このホテルはガイドブックによるとビジネスホテルにランクされているが、ひととおり揃っていて機能的であった。２４時間対応ではないにしろ、ルームサービスもあった。 クロゼットは職場のロッカーほどの大きさしかなく、引き出しも１段しかないので長期滞在には不向きかもしれない。でもそれに対しハンガーが９つもあり、洗濯・物干しには便利だった。ランドリー＆ドライクリーニングのサービスもあり（でもシャツ７５クローネで高い！）。 ズボンプレッサーがあるのはいかにもビジネス向け？ なおアイロンはなかった。 ワイヤレスＬＡＮ（有料）のサービスがあるようだが、なぜか持参のＰＣは反応せず･･･。ロビーにもインターネットサービスがあった（有料＝料金不明）。テレビは国内のチャンネルが中心で、海外系はＣＮＮのみ。国内のチャンネルと行っても番組はアメリカのものでノルウェー語字幕、というのが多かった。有料チャンネルもあることはあった。 部屋の時計はテレビに組み込まれていて、目覚ましセットはテレビのリモコンを操作。枕元に時計があればいいのに･･･。 ミニバーはフランス産ワイン375mlが銘柄不明だけど１１８クローネ、ビール300mlが３９クローネ、水500mlが３３クローネ。街の価格が高いので、部屋での価格はさらにとんでもなく高い･･･。そうそう、ワインは赤が常温、白が冷蔵庫に入っていて、考えられている。 水まわりは、北欧にありがちのバスタブなし、シャワーブースあり。ドライヤーあり。 朝食は、ほぼ何でも揃っていてかなりよかった。このときばかりと好物のスモークサーモン、たらの酢漬けを多めに頂いた。 |
 ▲リカ・オスロの室内［拡大］  ▲リカ・オスロの外観［拡大］ |
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