オーロラ当たり年？個人手配でグリーンランド
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| 痛感！コペンハーゲンのクリスマス（ひっそり） １２月２４日、クリスマスイブ。日本だと、街に出れば１年のうちに最も賑やかで、ボーナス商戦だの恋人と過ごすだの、もう大忙しのお祭り状態。 そういうのに慣れちゃってたから、当然コペンハーゲンでのクリスマスも期待していた。シンガポールもこの時期きれいだし。 と・こ・ろ・が！ 朝食をとって街を歩いてみても、人通りが少ない。「コペンハーゲンって、こんなもん？」って思って、歩行者天国で市内最大の繁華街、ストロイエに着いてみると、さらに人通りが少なくなった。･･･というより、だーでもいない。２日、３日とコペンハーゲンにいるうち、「コペンハーゲンのクリスマス」がどういうものなのか、だんだん分かってきた。 宗教関係なくお祭りとなる日本とは違い、きっとデンマークでは家族と一緒に過ごすのかな？ そもそもデンマークでは12/24〜26の３日間は祝日で連休となる。その間、商店は限りなく閉店し、公共交通機関はぐっと本数が減る。街をあげて「外出するな」と言わんばかり。街のライトアップは確かにあったが、クリスマス狙いというものは市庁舎前の大きなツリー飾りと、ストロイエ通りのちょこっとした飾り付け、そして各家庭の窓に飾られたキャンドル。決して派手ではなく、いずれもさりげない演出。 うん、こういうクリスマス、とってもいいかも。 ちなみに、このシーズンずっとひっそりしてるのか？というとそうではなく、クリスマス直前の１２月２３日までは結構賑やかなんだそうだ。チボリ公園は冬季休園するが、１１月下旬から１２月２３日まではクリスマスオープンとなり、最終日の１２月２３日は相当盛り上がる（らしい）。 年末年始、日本人の観光客はどうしてるのか？と言うと、ツアーの大半は１２月２３日まではコペンハーゲンに滞在し、クリスマス休暇となったとたんにノルウェーあたりに移動してオーロラ観測となるんだそうだ（現地ＪＣＢプラザ談）。あ、うちの行動パターンと似てるね。 確かに、２４日から２８日までのコペンハーゲン滞在中、日本人にはほとんど遭遇しなかった。なんか寂しいな。 |
 ▲市庁舎とツリー |
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| コペンハーゲンカード利用考 コペンハーゲンを観光するにあたり、まず検討するのが「コペンハーゲンカード」を買うかどうか、である。 コペンハーゲンカードとは？ これを買うと、市内・近郊のほとんどの観光施設（博物館とかも）の利用が無料になり、電車バスの交通機関が市内乗り放題になる便利なカード。空港や駅、観光案内所で販売している。 ただ悩むのはその値段で、２４時間券が１５５クローネ（約２３００円）、４８時間券が２５５クローネ（約３８００円）、７２時間券が３２０クローネ（約４８００円）。「本当に元を取れるの？」と思わせるビミョーな値段である。市内を観光しまくり乗りまくりならお得なんだろうが、そもそもあまりそういう施設には行きそうにない。それに、このクリスマスシーズンはほとんどが休館だ（これは利用ガイドでわかる）。 今回は元を取れそうになく、カードの威力を発揮できなさそうなので、コペンハーゲンカードの購入は見送った。 それにしても、こういうカードがあるのは、とっても便利だ。なんといっても最大の魅力は、市内の交通機関が無料ということ。コペンハーゲンはバスの乗り方が分かりづらかったし、電車も運賃表が理解しにくい。そういう条件下でフリーパスというのは、土地をよく知らない観光客にとっては非常に楽だ。それに、観光シーズンに観光施設を重点的に回る観光スタイルならば、かなりお得（と思う）。 コペンハーゲンカードは買わなかったが、無料で配布されている「コペンハーゲンガイド利用ガイド２００２」は、必須アイテム。カードが有効な全施設の割引内容が書かれているうえ、全施設の地図、アクセス方法、営業時間＆休館日、電話番号などのデータベースがしっかりしている。市内の地図や路線バスの路線図（これは便利！）も付いており、コペンハーゲンカードを利用する人以外でも役に立つので、ぜひ手に入れてほしい。私はホテルで入手した。 |
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| がらーんとした歩行者天国・ストロイエ ということで、今日はどこに行っても閉店、休館。ならば、そういうのに関係のない所を見て回ろう。コペンハーゲンと言えば、人魚姫の像！ まずは、ここに行かなきゃ。 ホテルから昨日で冬季閉園したチボリ公園を通って、市庁舎広場に行く。市庁舎では、さりげなく飾られたツリーが１本。ストロイエ通りは、この市庁舎広場から東方向に延びている。1.5キロの距離の歩行者天国は、普段なら賑やか。今日は驚愕するほどヒトケがない。この静けさ、日本の正月（元旦休業してた頃の）の上をいっている。セブンイレブンだけが営業していたが、やはりお客はいなかった。こんな珍しいこと、滅多にないや。 店がほぼ閉店してるので、寄り道もせずに終点コンゲンス・ニュ広場にたどり着いた。 |
  ▲だーれも歩いていないストロイエ |
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| コンゲンス・ニュ広場 この広場の中央には野外スケートリンクが設営され、子供と数人の大人がぐるぐる滑っていた。貸し靴があるので妻は滑りたそうだったが、けがでもしたら大変なので、やめようよ。この旅行のメインはグリーンランドなんだし（実を言うと私はスケートが苦手）。でも何だか楽しそう。 広場周辺には王立劇場とかニューハウンなどがある。あと、地下鉄の駅が建設中。 |
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| アマリエンボー宮殿 地図を見ると、この広場から人魚姫の像まで行く途中にアマリエンボー宮殿がある。この宮殿のことは気にせずに人魚姫を目指していたが、途中で立派に行進している衛兵に出会うし、宮殿近くでは中国人観光客が観光バスで乗り付けるし、何かあるのかな？ そして地元に人には「正午に衛兵の交代式があるよ！」と言われては、宮殿に行ってみるしかないかな。 宮殿では、３０人ほどの見物客に見守られながら（彼らは見守られてるなんて思ってないだろうけど）、厳かに交代式を遂行した。「見守ってた人たち」とは、私たちの他に日本人家族１組（たぶん仕事で来てての観光中？）、西洋人が数組（地元の人はいない感じ）、そして中国語を喋る団体さん。夏はもっと見物が多いんだろうな。こんな時期だとじっと見てる方も寒くてつらい。 というわけで、思わぬところで交代式に遭遇できた。時間もぴったり。 こういう交代式は観光的にも見所なんだけど、こういうのを下調べしない私たちって、まだまだ甘いかも。 |
 ▲アマリエンボー宮殿での交代式の様子 |
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| 本当にがっかり名所？人魚姫の像 アマリエンボー宮殿から、冬は凍り付いて全く仕事してないゲフィオンの泉を通って、人魚姫の像に行く。 この人魚姫の像、誰が名付けたか「世界３大ガッカリ名所」として、あまりにも広く知れ渡っている（海外でもそうなのかは知らない）。もうひとつのガッカリレギュラー、マーライオン像は、確かにガッカリした（レプリカかと思ったほど）。そんじゃ、人魚姫さんはどうか？ ･･･と、期待に胸を弾ませて近づいてみると･･･？ 遠目に、５人ほどの集団が見える。 「世界の観光名所なのに、たった５人かよ･･･」 「あのポツンとしたのが人魚姫の像？」 さらに近づくと、いたいた。とっても小柄でかわいい人魚姫。そこに群がる観光客は１０人もいないので、像と一緒に写真を撮るのも容易そう。私たちも記念にスリーショット。 出会った感想だけど「さほどガッカリしなかった」というのが正直なところ。だって人魚姫の大きさを想定して像にしてるんだから。この像が観光目当てで大きい像になっていたら、かえって変だよ。 でも、人魚姫の背後に迫る工業地帯、これはガッカリかな。 今日はクリスマス休暇で人足がさっぱりなので、これぐらいしか人がいないが、きっとシーズン中はもっと人がいてモテモテなんだろうな。常に観光客を寄せ付けるなんて、さすが世界的な観光名所。コペンハーゲン以外、人魚姫の像があってもわざわざ見に行かないよね。 そんな想いをしながら人魚姫の像をあとにする。来た道を戻らずにカステレットという公園を突っ切り、エスターポート（Osterport）駅へ。人魚姫の像はカステレットの中にあり、この駅が最寄り駅となる。 この公園、函館の五稜郭みたいな☆型の堀がある。関係でもあるのかな。公園を離れると、閑静な住宅地、そして駅があった。 |
 ▲左側にあるのが・・・ |
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■旅行記 編 |
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