オーロラ当たり年？個人手配でグリーンランド
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| カンゲルルススアークでの食事 グリーンランドを訪問する際、「食事はどうなんだ？」ってことが率直に思い浮かんだ。交通の便が悪いからコスト掛かってそうだし、何より満足に物がおいてあるのかさえも分からない。そこで、カンゲルルススアーク滞在中にとった食事を紹介。 |
 ▲スーパーの店内 |
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| カンゲルルススアークのスーパーマーケット 極北の地だけに、食料はそれほど置いてなく、しかもべらぼーに高いのでは？というイメージがある。しかし、実際にはコペンハーゲン市内とさほど変わらない。スーパーが１軒しかないので、品揃えの少なさは仕方ないが、そのスーパーでもいろいろなものを売っているので、あまり不自由はなさそう。食料品はもちろん、日用品、防寒着などの衣類、プレステなども置いてあった。
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| カンゲルルススアークホテル内カフェテリアでの食事（朝食） ホテルの宿泊は朝食付きで、バウチャーは毎日レセプションで受け取る。 カフェテリアにあるものはメインの食事やケーキ、飲み物まで何でも食べ放題となっていて、置いてあるものは朝も昼も夜も変わらない。ただ朝だけが「無料」ということになる。 |
・サンドウィッチ（20DKK） ・オレンジジュース350ml（6DKK）
→伸びきっていて不味い ・スーパーバーガー（32DKK） →北欧のマックより美味しい ・シュークリーム（12DKK） →甘ったるい／かなりでかい ・コーラ（14DKK）※ミニバーも同額 →グリーンランドのNuuk産  ▲ホテルのカフェテリアには地元の人も来る   ▲カフェテリアの食事例   ▲楽しい年越しパーティ |
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| カンゲルルススアークホテル内カフェテリアでの食事（昼食・夕食） カフェテリアでは、朝も昼も夜も置いてあるものは同じ。ただ、昼食はクーポンがないので実費となる。こちらの値段も、日本の物価とあまり変わらないように思う。 さて、気になるお味だけど、スパゲッティーナポリタンは麺が茹ですぎ、ソースもイマイチ。他も満足度としては平均以下かな？ まあこれは欧州地域では標準的なのかもしれないし、価値観が違うから何とも言えないけど。種類が多いので、選択肢の幅が広がるのはうれしい。 |
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| カンゲルルススアークホテル内レストラン ホテル内にはカフェテリアの他にレストランもある。私たちが到着した次の日から年末年始休業に入ってしまったので、そこで食事する機会が得られなかったのが残念だが、割といいものが食べられるのではないだろうか？ 最終日の夜にワインを傾けながら･･･なーんてのがいいかもしれない。 |
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| 極北の地で大晦日年越しパーティ ある朝、ホテルのレセプションで朝食券を受け取りに行ったときに「年越しパーティあるけど、どう？」って誘われた。「食べ放題、アルコール飲み放題で１人４００？クローネ」って言われたときは「ちと高いかな？」って感じたけど、「地元の人やホテルの宿泊者とか、いろいろな人が来ますよ」って言うので、きっと街を挙げてのイベントなんだろうと思う。それはそれで楽しそうではないか？？？ 考えてみれば日本の居酒屋に行けばこれくらいは掛かるんだし、思い切って参加することにした。 会計は前払い、なぜか「カフェテリアのレジで払ってね」ということだった。 そして当日の１２月３１日大晦日夕方（といってもとっくに日が暮れてて暗い）。空港前ではちょうどパーティに向かう人が乗り合ったの路線バスが停まっていたので、タイミング良く乗車する。 会場は「空港南町」にある「ポーラーベアーイン（Polarbear Inn）」。最初見たときは「innって書いてあるけどホテルじゃなさそうだし、何の建物なんだろうね」って思っていたけど、なるほどそういう施設だったのか！ 上着を預けて受付を済ますと、既に大部分の人が来ていて、テーブルの席に着いていた。デンマーク系と思われる白人や、地元の日本人顔した漁師っぽい人とか、客層は様々。 あれれ？ホテルのレセプションの人とかカフェテリアのレジの人、スーパーマーケットの店員さんもいるよ。僕らと同じ日にチェックインして氷河ツアーも一緒だったデンマーク人４人は、パーティーよろしくタキシードを召している。知ってて持ってきたのかな？ 「一応襟付きのシャツ着てきて良かった･･･」って胸をなで下ろしたりする。だけど、上下普段着（しかもジャージ）のおじさんもいるし、何でもいいんだね。 パーティ前に、お偉いさんの挨拶があった。当然喋っている言葉はデンマーク語。次に出てきた人はイヌイット言葉。英語のスピーチはなかったような気がする。 料理はビュフェスタイルだが、かなりいい食べ物が並んでいる。ビーフローストなんかも出ちゃってるし。特に魚介類の料理は豊富に、そして贅沢に飾り付けてあった。今までは「グリーンランド＝極寒の地＝何もない場所」という固定観念しかなく、「グリーンランドでもこういう料理が出るんだー」って正直驚いた。そういえば、日本が輸入しているなんとかエビの大半はグリーンランドからやってくるんだって。 そして、ワインとか、給仕さんがわざわざ注ぎに来てくれるほど本格的！ ２０時００分に年越しのカウントダウンが始まった。０時じゃないのに何で？と思ったが、本国デンマーク時間では時差の関係で４時間早くニューイヤーを迎えるのだ。というわけで、ここでは「２度ニューイヤーの気分に浸る」のが一般的らしい。 外に出てみると、綺麗な花火がバシバシ上がっている。寒いのであまり外には出られないけど、みんなギリギリまで寒さに耐えて見入っていた。その時、もう「オーロラ見えるかな？」などとは考えてもいなかった（どーせ曇だったけどね）。 再びホール内に入って、飲み直し。２時間以上も時間が過ぎると、みんなだんだんいい感じに酔っぱらってきた。おっちゃんがおばさんに触りながら絡んできたり（ともにデンマーク人？）、室内でクラッカー鳴らし大会が始まったり（なんとそれで蛍光灯が割れた！）。 僕らは僕らで、同じ顔だからなのだろうか、イヌイット系の人とお話したり（といっても話は通じてない・何となく分かる程度）、小学生ぐらいの女の子２人がなついて、ちょっかい出してきたり。いい雰囲気で、楽しかった。 会場を後にして、僕たちはホテルに戻る。窓の外を見ると、時折花火が上がっている。地元の人が上げてるのだろう。歓喜の声も聞こえる。 パーティに参加した他の人たちは、ほとんどが２次会会場のバーに繰り出していた。今頃まだ楽しく飲んで騒いでいるんだろうな･･･。 寂しい土地カンゲルルススアークの、１年で最も楽しい１日のようだった。 |
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■旅行記 編 |
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